千曲市議会 > 2017-12-11 >
12月11日-02号

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  1. 千曲市議会 2017-12-11
    12月11日-02号


    取得元: 千曲市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-07
    平成29年 12月 定例会(第4回)---------------------------------------           平成29年12月11日(月曜日)---------------------------------------● 議事日程(第2号)  平成29年12月11日(月曜日)             午前10時 開議 第1 一般質問(個人)---------------------------------------● 本日の会議に付した事件……前記議事日程のとおり---------------------------------------● 出席議員(22名)   1番   金井文彦君       12番   小玉新市君   2番   北川原 晃君      13番   中村了治君   3番   滝沢清人君       14番   小山嘉一君   4番   齋藤正徳君       15番   林 愛一郎君   5番   飯島 孝君       16番   宮入高雄君   6番   中村眞一君       17番   和田英幸君   7番   倉島さやか君      18番   荻原光太郎君   8番   前田きみ子君      19番   中村直行君   9番   大澤洋子君       20番   原 利夫君  10番   袖山廣雄君       21番   宮坂重道君  11番   柳澤眞由美君      22番   和田重昭君---------------------------------------● 欠席議員(なし)---------------------------------------● 説明のため出席した者の職氏名   市長        岡田昭雄君   次世代支援部長   島田房雄君   副市長       山本高明君   経済部長      半田敏幸君   総務部長      大内保彦君   建設部長      小根澤英児君   企画政策部長    北村勝則君   教育長       赤地憲一君   市民環境部長    上條 優君   監査委員      飯島仁一君   健康福祉部長    荒川愛子君   教育部長      安西治夫君---------------------------------------● 事務局出席者氏名   議会事務局長    島谷 守君   議会事務局次長   小岩成夫君   議事係長兼調査係長 田中幸夫君   書記        佐藤太一君---------------------------------------午前10時 開議 ○議長(和田重昭君) 定足数に達しておりますので、ただいまから本日の会議を開きます。--------------------------------------- △日程第1 一般質問 ○議長(和田重昭君) 日程第1、一般質問を行います。 通告に基づき順次発言を許します。 5番、飯島 孝議員。          〔5番 飯島 孝君 質問席〕 ◆5番(飯島孝君) おはようございます。議席番号5番、科野の会、飯島 孝でございます。 一般質問のトップバッターとしては本当に初めてなもんですから、いささか緊張しております。皆様方にお助けをいただきながら頑張りたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。 提出しました通告書に従いまして順次質問をしてまいりますので、よろしくお願いいたします。 まず、大項目1の市が潤い活性化するためには、についてであります。 小項目(1)の企業誘致についてお伺いをいたします。 元気な千曲市の産業を創設することは、とりもなおさず行政における財政力を高めるとともに、若者の定住、子供たちを産み育てやすい環境の創出、福祉水準の向上などが市民生活の豊かさにつながることから、少子高齢、人口減少社会を支える上で、市政の重要な柱として取り組んでいかなくてはなりません。 しかし、人口減少や土地価格の下落等により、市税の増加が期待できない上、地方交付税も合併算定替えが段階的に減額になったり、公債費参入分の減少、臨時財政対策債への振りかえが多くなる等により、一般財源の確保が厳しくなっております。 そこで、雨宮産業団地造成事業(大規模物流施設)や、大型商業施設の誘致を今大変お忙しいと思いますがやられております。その他の今まで進めてきた企業誘致も並行しながら促するべきではないかと思います。 市とすれば、そのために中小企業融資制度を拡大して、企業立地資金の金利を0.3%引き下げるほか、限度額を現行の3,000万円から5,000万円に引き上げたりしていて、それなりの理解はできていますが、お隣の坂城町をちょっと例に上げさせていただきますと、人口が当市の4分の1ぐらいでありながら、平成28年の会社数で比較すると千曲市は1,521社に対しまして坂城町は369社と少ないものの、法人市民税を比較するとやや千曲市が多いぐらいの状況にあります。 これは現状の企業の育成が必要であると思います。さらに新たな企業の誘致を必要とすると考えております。 そこで質問させていただきます。1つ目についてでございますが、工業の振興への取り組みについて、2つ目、景気が上向く中で千曲市産業の特色をどのように打ち出していくのか、3つ目は千曲市の特徴を持たせた工業試験場を建設するお考えはないのでしょうか。 現在、長野市、坂城町にありますけれども、その利用も当市としても利用できるわけですけれども、やはりじっくり腰を据えてというわけにはなかなかいかないなという企業の皆様方からのお話があります。いかがでしょうか。 ○議長(和田重昭君) 答弁を求めます。半田経済部長。          〔経済部長 半田敏幸君 答弁席〕 ◎経済部長(半田敏幸君) 工業の振興の取り組みと千曲市産業の特色の関係でございますけども、少子高齢化が進行する地方都市にとって、地域の活力を保つためには地域の産業が地域内に資金を呼び込み、それらを循環することで雇用と所得を創出するような地域産業の構造を構築していくことが必要であります。 そのために、産業の振興につきましては重要な課題であります。千曲市の持つ特性、すなわち交通の要衝としての地の利、豊富な地下水、比較的災害が少ないこと、温泉観光地を要すること、自然景観に恵まれたことを生かして積極的な企業誘致を図るとともに、既存企業への技術の支援、販路の拡大の支援、資金調達や雇用対策の支援ときめ細かな施策を講じてまいります。 あわせて、金属加工ネット、プラネットとか食品ネットございますけども、中小企業の事業者のネットワークのさらなる強化充実を図ってまいります。 その上、景気の動向とともに社会構造の変化や技術の革新の状況等を踏まえて、産業振興を支援する団体、関係者や中小事業者と研究を行い、新たな発想などに基づく産業の振興の形として、例えば外貨をもたらす基幹産業特定等支援、市内地域内の循環を促す産業構造の構築、産業振興テーマの特定と実現に向けた組織づくりなどを進めてまいりたいと思ってます。 次に、千曲市に工業試験場をということですけども、産業振興・支援の要であります千曲市の産業支援センターは、検査機械や相談体制など全てのニーズに応えるワンストップ型の支援施設ではなく、ソフト面、例えば情報の提供、技術アドバイス、経営相談、販路の開拓等の機能に基軸、軸足として置いた機能特化型の支援施設として位置づけ、近隣の公的試験場との連携により市内企業・事業者の支援を行う体制をとっております。 工業試験場を設置するとなりますと、日進月歩の先端設備の導入・更新など、施設の維持に多額の費用を要すること、稼働率や投資回収で非効率な面があることから、現行の体制で進めていくことが望ましいと考えております。 なお、公的試験機関としては県の工業技術総合センター、坂城にはさかきテクノセンター、信州大学の工学部と繊維学部、それから長野高専がありますが、利用する企業の事業者に対して、千曲市では公的試験場利用支援助成事業として、要する経費の2分の1以内、最高10万円を限度として資金面について支援をしております。 ○議長(和田重昭君) 飯島 孝議員。          〔5番 飯島 孝君 質問席〕 ◆5番(飯島孝君) いろいろな支援をされてるということ、今半田部長のほうからいろいろるる上げていただきました。再質問というような形になりますけれども、工業の振興への取り組みについて答弁をいただきました。 現存企業に対する助成を幾つかされているわけですけれども、今後新たな助成を何かお考えがあるでしょうか。例えば、国とか県とかの助成に乗っかる。これは当然のことだとは思いますが、それだけではなくて千曲市として特徴のある助成を考えてほしいなと思いますけどいかがでしょうか。それが1点。 2つ目、たしかこれ誤ってはいないと思うんですけれども、長野県東京事務所に職員の派遣をしておると思いますが、目的及び目標と実績はどんな状況にあるのか。 それから3つ目、今後工業団地の確保も考えていかざるを得ないんではないかなと思われるんですけれども、工業団地が例えば空き農地の活用にもつながっていくんではないかなと思います。また、現在の工業団地の状況、市内に何カ所か工業団地としてやっておりますけれども、これについての状況。 それからもう1点、産官学の連携が今後とも重要と考えますが、先ほども信州大学のお話もありました。特に、学との連携がこれから大切になっていくんではないかなと私は思っております。 現在、産業支援センターによるものづくり講演会も信州大学の先生方をお呼びしたりしてやっているのも現状ではあるんですけれども、その現状についてどんな状況かということですね、学について特に。 学については場所の提供をして、例えば空き工場の活用により起業家を増やすと。要は千曲市で起業をしてもらうというところに力を入れていくべきではないかなと、こんなふうに思います。 ○議長(和田重昭君) 半田経済部長。          〔経済部長 半田敏幸君 答弁席〕 ◎経済部長(半田敏幸君) 何点か御質問ありました。まずはじめに、特徴ある千曲市工業振興条例に基づく助成金の関係でございます。 その都度、食品業者、それから工業関係等いろんな関係で、事業の種類に応じてこの条例に基づきましてそれに適した助成のほうを進めておりますけども、新たにまたいろんな要望等ございましたら、それに基づく助成金等考えながら検討してまいります。 2つ目、東京事務所のほうの目的と事業実績でございますけども、東京事務所のほうは一昨年まで職員が3年ほど行っておりました。目的は企業の誘致ということで、担当その都度都内のほう企業のほうに千曲市のほうへどうかということで、企業セールスを参っておりました。 実績は、特にこれという事業はありませんけどもいろんな企業に対して、千曲市の企業に対しての魅力アップについてセールスを行ったところでございます。 3つ目、今後工業団地の関係でございますけども、空き農地の活用とか空き工場の活用、市内の状況でございますけども、市内の工業団地の状況でございますけども、合併をする前に八幡工業団地を県と市で造成しましたが、まだ全て埋まっておりません。 ほかの工業系の用途地域については、工場等の用地の取得や工作物の設置に対する助成金により、企業の進出を誘導している状況でございます。今後用途地域の充足率の向上に努めてまいります。 それから、産学官の関係でございますけども、学の関係、特に今信大の工学部と連携をとって、毎週水曜日に信大のほうから清水先生をお招きして連携を取ってるとこでありますけども、年度内でものづくり講演会、年5回ございますけども、今4回開催しましたが、いろんな食品、工業等の関係で各教授の方たちにおいでいただいて、各企業も参加して勉強しております。これも引き続き既存企業の助成等も交えて進めていこうと思っております。 ○議長(和田重昭君) 飯島 孝議員。          〔5番 飯島 孝君 質問席〕 ◆5番(飯島孝君) 工業団地の確保というところで、やはりいろいろな企業の方とお話をする中においては、何か八幡の工業団地へ移ってもいいよというような方があったんですが、ちょっと場所的に残ってるのが少ないというようなお話もあったもんですから、今回質問をさせていただいたということでございます。 では、次の質問に入らさせていただきます。小項目(2)中心市街地活性化基本計画についてお伺いをいたします。 中心市街地、特に商店街の衰退が深刻になっていることから、千曲市中心市街地活性化基本計画の策定を平成28年度に行い、本年4月より計画実行段階となり、民間、商店街、商工会議所と連携して進めております。 たまり場、交流会の場の創設等活性化事業を展開し、個性や魅力を生かすまちづくりを進め、人や物が回遊し、滞在を生み出すネットワークの整備、推進をしていく中、現在はその成果が少しずつ実っていると私も感じております。しかし、まだまだ進捗は目に見えてよくなっている状況にはないのではないかと思われます。そこで質問をさせていただきます。 1つ目、屋代駅周辺まちなか地区計画の進捗状況と活性化の感触はどうでしょうか。 2つ目、今後の計画推進の展開はどのようにお考えでしょうか。 そして、ちょっとここで提案をしてみたいと思います。地区の活性化のために、屋代駅前通り商店街駐車場入り口部の五十里川がありますけれども、ふたをかぶせて利用できないかと。その奥にある駅前の商店街の利用者が多い唯一の駐車場を利用する人の安全のためにも、必要なところであると思います。 例えばふたをしたところを、ちょっと突拍子もないかもしれませんけれども屋台通りとして何軒かの屋台を出して、市民が足を止め、にぎわうための起爆剤になるのではないかと思われます。 また、商店街や商工会議所が中心となっていろいろなイベントをされておりますけれども、そのイベント場の一角として利用できるのではないでしょうか。 その点でどうか、一応今3点ほど申し上げましたけれども、答弁をお願いいたします。 ○議長(和田重昭君) 半田経済部長。          〔経済部長 半田敏幸君 答弁席〕 ◎経済部長(半田敏幸君) 中心市街地活性化の基本計画でございます。屋代駅周辺まちなか地区計画進行状況は、基本計画に基づき今年度は3本の柱を立て、民間の計画推進母体であります中心市街地活性化推進協議会とともに計画の推進に取り組んでまいっております。 1つ目の柱ですけども、ホール、図書館、公園等の交流利用促進プロジェクトでございます。これは公共施設の有効活用と交流拠点の創出の方針のもと、更埴文化会館のインナーコリドーをメインに活用し、実行委員会の編成によりますちくま未来フェスタを5月27日に開催いたしました。 約800名のさまざまな世代の方々が来場し、フリーマーケット、それから子供たちのステージ発表等が行われ、にぎわいをみせておりました。 当事業の事業費は、企業側の協賛金やフリーマーケットの出店料等で賄われておりまして、さらに余剰金の一部では絵本の購入をお願いして、市内2カ所の子育て支援センターに寄贈されております。 2本目の柱でございますけども、たまり場・交流場の創出及び創業者の育成プロジェクトでございます。これは、千曲商工会議所、屋代駅前通り商店街協同組合不動産所有者、中小企業の基盤整備機構関東本部等の支援によりまして、民間のまちづくり会社が創業し、屋代駅前通りに和かふぇ・よろずやが9月7日にオープンいたしました。 カフェ、日がわりシェフによりますランチ食堂、それから箱市、レンタルスペースなどの営業活動を展開して、多世代の集客につながっております。 3つ目の柱でございますけども、ブレイブウォリアーズ・スポーツタウンプロジェクトの関係でございます。 屋代駅前周辺まちなか地区及び戸倉上山田まちなか地区において、ブレイブウォリアーズの後援会がプロバスケットチームのホームタウンとしてまちづくりに取り組み、県の地域発元気づくり支援金の採択を受けて、今年度は応援のバナー、のぼり旗、等身大のパネルの設置、市内全部の保育園・幼稚園にミニバスケットゴールの無償貸与を行うとともに、ウォリアーズのまちづくりをテーマとしたタウンミーティングを開催するなど、地域ぐるみによる活動をスタートいたしました。 これらの事業は、事業実施に伴いまして成功し、賑わいや交流、まちの雰囲気に少しずつですが変化があらわれてきてると感じております。 しかし、事業の継続性、財務の安定化、活動する人材の育成、そして周辺への波及効果という点ではまだまだ時間がかかり、それぞれが自立した安定した活動ができるよう引き続き支援をしてまいります。 今後、屋代駅前周辺まちなか地区におきまして事業展開するには、さらに民間の活力、発掘、成長に重点を置き、小さくてもできることから取り組み、たまり場・創業・プロスポーツでひろがるまちを目指して、計画的に推進を図ってまいります。 次に、屋代駅前通りの駐車場の入り口の五十里川にふたということですけれど、これは平成23年度と24年度ですけども、県の補助事業の中心市街地再生事業というのがありました。そこでは、商店街の駐車場及び併設の多目的イベントの広場の整備の折、駐車場の進入路、五十里川のふたがけについて改修と拡幅の検討がされております。 このとき費用面の関係では、工事見積もりでは約4,300万、洪水時の対策、水路管理面、維持管理上通路としての横断占用は認められないということで、市街地の駐車場利用による渋滞対策などさまざまな観点から検討した結果、ふたがけは採用されず、駐車場車両の出口を新たに南側のほうへ設置することで利用者の利便性の向上と安全性の確保に対応してまいりました。 このような経過から、特に改善が必要とは捉えておらず、現施設により今後も維持していくことが屋代駅前通りの魅力向上に関しては、基本計画のプロジェクトにある歩行者に優しい駅前通りの検討、例えばオープンカフェの開設、それから休憩スポットなどによりまして、そういう視点から取り組んでまいる所存でございます。 ○議長(和田重昭君) 飯島 孝議員。          〔5番 飯島 孝君 質問席〕 ◆5番(飯島孝君) じゃあちょっと再質問という形でお願いいたします。 現在、あちこちで報告はされてると思うんですが、現在の空き店舗はどのくらいあるのか把握してるところでお願いをしたいことと、現在交渉中の物件はあるのかどうか。 それから、協力したいなと駅前で。我が家のところを利用してくださいというような方の申し出はあるのでしょうか。 それから五十里川にふたをすることについての進入路の拡幅についてでございますけれども、今の中では構造面及びいろいろ、23年ですか検討された中で現在の状況があることは私も聞いてはおります。 それによりますと、構造面及び水害のときの対策面から実現性が薄いと判断されて、今日に至っているといわれております。本当にどうしようもないのかということを念押しでお聞きするわけなんですが、技術の進んでいる現在、構造面でクリアできるはずではないかと。 また、確かに水害時にはごみが突っかかって逆に氾濫、水がついてしまうというようなこともあるかもしれませんけれども、これはちょっと検討すれば何とかなるんではないかなと思うんです。 それは、ふたをかぶせる距離を、駐車場入り口の遮断機があるんですけれどもそこまでにするとか、突っかかる木だとかいろいろな流木、そういうごみなどについては、ふたをかぶせる手前のところへ柵を設けて、そういうごみだけをとるような形もできるんではないかな。素人考えで申しわけないんですけれども、そんな思いがしております。 とにかく私の言いたいのは、駅前が活性化すると思われることはしっかりと検討すべきと思います。いかがでしょうか。 ○議長(和田重昭君) 半田経済部長。          〔経済部長 半田敏幸君 答弁席〕 ◎経済部長(半田敏幸君) 空き店舗の関係でございます。空き店舗の状況、交渉中、それから自宅の利用の申し入れでございます。 合併する前からこの空き店舗の状況については、屋代駅前通り商店街と連携しながら利用について調査してまいっております。たまたま今年、再度時代が変わりましたので屋代駅前商店街とも連携して、こういう状況につきまして今調査をしている段階でございます。 それから、五十里川のふたの関係ございますけども、やはり水害等の関係で23年24年はふたがけはできなかったですけども、ふたがけをしなくても屋代駅前商店街というのは道路が広くございます。 そこへ議員さん、屋台等の発案でありますけども、そういう広い道路とか空き店舗とかそういう利用をしながら、活性化につなげていこうということで当時は進めておりまして、今も屋代駅前商店街では今の状況で駐車場のほう管理運営してる状況でございますので、引き続き屋代駅前商店街のほうの希望とか状況を聞いて、再度また要望等を聞いてみようと思っています。 ○議長(和田重昭君) 飯島 孝議員。          〔5番 飯島 孝君 質問席〕
    ◆5番(飯島孝君) 今いろいろな努力をされているのは私も感じております。そんな中で、とにかく駅前の空き店舗しっかり把握をしていただきまして、あるいは中には協力したいなという人もあろうかと思います。その辺の掘り起しもぜひやっていただければありがたいなと思います。 次の質問に入ります。大項目2の観光資源を生かす、についてであります。 小項目(1)の姨捨観光会館の管理運営についてお伺いいたします。 JRの東日本が運行する超豪華寝台列車トランスイート四季島が、長野県で唯一姨捨駅に停まります。なぜ停車するのでしょうか。それなりのメリットがあるからと思います。これを生かさない手はないんじゃないかなと、こんなふうに思っております。 この姨捨を最優先に取り組むべき観光エリアであり、行政が深くかかわるべきではないでしょうか。これを機会におばすて、さらしなを全国にPRしていくべきではないでしょうか。その一役を買っているのが姨捨観光会館であると私は理解しております。 姨捨観光会館の管理運営は、現在指定管理者との契約で3年間ということですけれども、民間に全面委託されております。そこで質問をさせていただきます。 1つ目、平成29年度までの3年間、指定管理者の実績はどうでありましたか。 2つ目、観光会館の指定管理者委託制度を見直すお考えはないでしょうか。と申しますのも、予想される現状は姨捨の立地からして通年の飲食、物販等の営業には無理があって、民間単位単独では営業が成り立たないのではないでしょうか。実際、今まで何とかやってこられていることは知っておりますけれども、これからますますそんな状況になるんではないかな、こんなふうに考えられます。 これから力を入れてこの地区をPRをしていくためには、官民共同の企業体が必須と考えますがいかがでしょうか。 3つ目、姨捨地区は千曲市にとって最優先に取り組むべき観光エリアであり、行政が深く関わるべきではないでしょうか。それには姨捨に関する学芸員のような行政スタッフを配属するべきと思いますがいかがでしょうか。 4つ目、姨捨を総合的観光地と捉えるべきと思います。それには、観光に結びつけるためにどのようにPRして、行政としてもどのように活性化を考えていかれますか。 ○議長(和田重昭君) 半田経済部長。          〔経済部長 半田敏幸君 答弁席〕 ◎経済部長(半田敏幸君) 姨捨観光会館の管理運営についてでございます。 現在、姨捨観光会館管理運営につきましては、平成26年度より一般社団法人の未来志向舎を指定管理者として指定管理業務を行っております。平成28年度まで3年間の指定管理者の実積でありますけども、そばをメインとした食事の提供、それから信州千曲ブランドの認定商品の販売や展示、また自主事業ではさらしな・おばすて文学館における常設展示行っており、例としては月と姨捨山、それから芭蕉と姨捨、加舎白雄と姨捨、加舎さんというのは江戸時代の俳人で、長楽寺に昔松尾芭蕉の句碑を立てたということがございますけども、あとは一茶をはじめとする月の都等特別展示を行って、さらしな紀行の版画展なども行っております。 1年目のとき、オープン当初ということで赤字の経営となりましたが、2年目以降は黒字と転じております。また、飲食部門の売り上げは伸び悩みも見られますけども、物販の販売は地元メーカーの商品、例えば地酒とかみそのお菓子、あんずジャム、信州のみそ、干しあんず、共同作業所等の製品なども扱っていきましたので、利用者からは姨捨のお土産がたくさんあり、ここでしか買えない商品もあるということで好評でございます。 指定管理者制度は、住民サービスの向上や経費の削減等のほか、市民と行政が役割を分担した市民参加型による協働のまちづくりの推進にも資するものでございます。姨捨観光会館におきましては、市からの支出なしに施設の活用や維持管理がされており、民間ノウハウの活用やサービス内容の充実も期待できることから、引き続きこの制度を継続してまいります。 次に、姨捨地区の案内の関係でございますけども、市内のボランティア団体楽知会という皆様にガイドをお願いしてございます。千曲市では、毎年千曲市を楽しく知る講座を開催してガイドの養成を行っております。講座終了後は楽知会に入会され、案内人として活躍いただいておりますが、学芸員のような行政スタッフの配置は現段階では考えておりません。 観光に結びつけるPRでございますけども、会館は観光案内、食事の提供、物販並びに展示等が行われて、姨捨地域を核とした観光及び地域の振興に貢献するため、これらも千曲市の観光拠点の1つとして指定管理者とともに連携して利用者が足を運びたくなる施設運営に努めてまいります。 姨捨地区は姨捨の棚田、姨捨駅、長楽寺等の観光資源を有し、多くの観光客の訪れる場所でありますので、観光資源に関する知識や情報の収集に努め、これからも積極的に情報の提供を行ってまいります。 ○議長(和田重昭君) 飯島 孝議員。          〔5番 飯島 孝君 質問席〕 ◆5番(飯島孝君) ガイドについてなんですけれども、そのように楽知会のほうでやられているていうのは私も聞いてはおります。しかし、本当の時期時期で一番のときにやっぱりそういう方がおいでにならないと、せっかく行ってもただ見るだけではなかなかそのよさを理解してもらえないんじゃないかなこんなふうに思いますんで、できればこの辺のところを再検討をさせていただいて、末永くあそこが観光地として栄えていくような、そんな手だてを考えていただければと思います。 ただいま半田部長から御説明がありましたけれども、皆さんが御存じのように姨捨は長楽寺、棚田、棚田の月、姨捨駅、千曲川、それから俳句等の文学のメッカの地であります。さらには歴史的景観等を有するすばらしいところであると私は思っております。千曲市ここにありと、官民共同で打つ手は可能な限り打っていただいて、磨き上げ、PRしていこうではありませんか。私はそんな気持ちでいっぱいであります。 皆さん方も、常日ごろからそういう気持ちで仕事に励んでおられることにつきましては感謝をいたしておりますけれども、さらなるやっぱり一歩を前へ出るということも必要ではないかな、こんなふうに思いますのでよろしくお願いしたいと思いますが、これについては別に先ほどの答弁がありましたので結構でございます。 次の質問に入らさせていただきます。小項目(2)の稲荷山伝統的建造物群保存地区についてお伺いをいたします。 稲荷山伝統的建造物群保存地区に、平成26年12月に稲荷山の字町屋敷を中心とする地域が、文化財保護法により保護地区として都市計画を決定されました。それで4点についてお聞きをします。 1つ目についてなんですが、平成27年から保存整備計画の策定に着手してると言われますが、その進捗状況はどうでしょうか。 それから2つ目、飛騨高山に視察に行ってまいりましたが、観光客で大変なにぎわいでうらやましいなと思った次第でございます。そこまでとは、その地区も思ってはいませんけれども、将来の姿、この伝建地区ですね、どんなふうな姿にまでとお考えでしょうか。 3つ目、伝建地区の防災計画の策定も継続事業として進めるとのことですが、防災計画の策定の進捗状況はどうなんでしょうか。 4つ目、伝建地区を観光に結びつけるべきと思います。いかがでしょうか。結びつけるとしたらどのように結びつけますか。 ○議長(和田重昭君) 小根澤建設部長。          〔建設部長 小根澤英児君 答弁席〕 ◎建設部長(小根澤英児君) 稲荷山伝統的建造物群保存地区についてでありますが、稲荷山伝統的建造物群保存地区の保存計画につきましては、歴史文化財センターにおいて既に策定済でございます。 ただ、整備につきましては、どのようなまちの形がのぞましいのか、今後地域の方々の御意見をお聞きしながら将来の姿も含め、その方向性について検討研究してまいりたいと考えております。 防災計画の策定につきましては、歴史文化財センターにおいて昨年度から策定に向けた調査事業を進めておりまして、その報告書を踏まえながら防災計画の策定に着手する予定でおります。それらの結果を踏まえまして、稲荷山地区全体のまちの姿について議論をしてまいりたいと考えております。 また、観光に結びつけるべきといった御質問でございます。まず、いま現在そこに住んでいる方々がどのようなまちを望むのか、どのようなまちを未来に残していきたいのかといったことが重要になると考えておりますので、行政側が一方的に決めるのではなくて地域の方々と、観光も含めてまちのあり方について検討してまいりたいと考えております。 なお、稲荷山地区からは、さまざまな要望をいただいておりますので、それについても順次取り組んでまいりたいと考えております。 ○議長(和田重昭君) 飯島 孝議員。          〔5番 飯島 孝君 質問席〕 ◆5番(飯島孝君) 確かに今、部長がおっしゃるとおり、やっぱり一番大切なのはそこに住んでいる地区の皆様方、その方々のお考えで進めるというのは大事なことではないかなと思います。 しかし、それには行政もやっぱり相談に乗ってあげなくては、ただ地元だけでワイワイ言っていても前に進まないんではないかなと私は感じます。ですから、今後もそれについて十分検討をされながら、地区の皆様方とお話し合いを持ちながら進めていただければと思います。 それで、再質問でございますけれども、平成29年は3棟の整備が予定されているということですが、その進捗状況はどうなんでしょうか。それで、現在までに何棟改修されたところなのか。 それから、これから先、何件の改修要望があるのか。地域の皆さんとのお話し合いの中では、何かそういうことも出てきているんではなかろうかなと想像されますが、いかがでしょうか。 ○議長(和田重昭君) 安西教育部長。          〔教育部長 安西治夫君 答弁席〕 ◎教育部長(安西治夫君) それでは、歴史文化財センターの関係でございますので、私、教育部のほうから答弁させていただきたいと思います。 本年29年の関係ですが、2件実施しておりまして、そのうち1件については12月中には完成するということで、いずれにしましても2件は年度内に完成するということでございます。これまでに平成27年度には修理事業といたしまして1件実施いたしました。また、平成28年度は2件実施しております。 今後につきましては、毎年2件から3件ぐらいを予算の範囲内で修理事業を実施していく予定でございます。古い建築物等を修理して残していくという事業でありますので、残すべき建造物等がある限り終わりはないわけでございますけれども、計画の見直し等、適宜行っていきながらやっていきたいというふうに今後計画しております。 ○議長(和田重昭君) 飯島 孝議員。          〔5番 飯島 孝君 質問席〕 ◆5番(飯島孝君) 整備計画は毎年2件から3件を目標にお進めをいただくということでございますので、ぜひこれについては進めていっていかれるようによろしくお願いをしたいと思います。 以上で、質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(和田重昭君) ここで、15分間休憩いたします。                            午前10時49分 休憩---------------------------------------午前11時5分 開議 ○議長(和田重昭君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 続いて、6番、中村眞一議員。          〔6番 中村眞一君 質問席〕 ◆6番(中村眞一君) 冒頭に一言、御報告申し上げます。 昨日、地元が生んだ大政治家、元内閣総理大臣、故羽田孜氏が去る8月28日、82歳で残念ながらお亡くなりになりました。 そして昨日、上田市でお別れの会が行われまして、会派を越えて千曲市の議員の皆さんや阿部県知事をはじめ、1,000人を超えるような皆さんの御参加がございました。改めて御冥福をお祈りすると同時に、謹んでここに御報告申し上げます。 私は、地方自治における二元代表制に基づき、行政運営に対するチェック機能を果たすと同時に、市民の声を市政に反映させようと努力しております。 また、議会、委員会活動においても、特にこの本会議における一般質問においては、できるだけ情報を開示し、千曲市が今抱えている課題について、議会傍聴やケーブルテレビ、新聞報道等を通じ、市民の皆さんと情報を共有し、ともに意見交換をするのも議員としての大きな仕事だと思っております。 特に、今回はいろいろニュースが飛び交いましたので、大勢の市民の皆さんや、中には職員の皆さん、それからコンサルの先生方や企業の皆さん、中でも進出企業の予定企業からもお電話やお手紙をいただいております。そういう中で、全般的に長くなりますが、皆様とともに、ここで意見交換をしてまいりたいと思います。 まず、大項目1としましては、今回はマスコミをにぎわしている「新幹線新駅を断念 市長 誘致区切り表明」という大きな見出しの記事が載りましたので、それを中心にお尋ねいたします。 私たち新人議員は最初の選挙で、賛成か、反対か、厳しい踏み絵を経てきました。そして、我々「科野の会」の3人は、期成同盟会の役員就任をしばらく待ってもらっておりました。 そして、昨年10月の市長選のこの結果については、素直に直視すべきであったという思いでございます。250票差の僅差の結果は、半数近くが反対票を投じた結果であり、両選挙を通じ、「いつできるかわからない新駅に無駄なお金をつぎ込まないでほしい」という市民の反対意見が非常に多かったと思います。 それから、昨年12月の議会において私も質問させていただきましたが、どうしてもそのまま継続するのであれば、市民の皆さんに丁寧な説明が足りていないという声が強いので、市長御自身が全区・自治体へ出向いて説明会を実施し、市民の声を聞くべきだという御提案をさせていただきました。 市長自身も選挙直後は、市民一人一人に説明をしなければならないとはいうものの、パンフレットを作成・配布したのみで、一切の行動が伴いませんでした。この四半世紀も続けたプロジェクトに対し、使命感を持って全力投入されたかということに対しては、残念ながら決してそうは思いません。同時に、工程表も公表されましたが、私も日限を決めて結論を出すべきということを主張してまいりました。 そこで今回、市長御自身が最終結論を出されたことにつきましては、大いに評価いたします。ただ、組織の長として、その手順については、いささか疑問を感じております。 そして、小項目1として、まず、この長い誘致活動の断念を判断したが、その責任はどうされるべきですか。これについて、まずはお聞きします。 ①として、最近のいろいろな動きについて、一つずつ確認するとともに御質問させていただきます。 10月31日の企業及び新幹線新駅誘致推進特別委員会において、3月に千曲市が提出した要望書に対する回答として、10月20日付でJR長野支社の見解の非公開文書も添付し、公開されました。この段階では、まだ多少の交渉余地を残していたと思いますが、先方の非公開文書を勝手に公開し、これは大変に非礼かと思いました。あえて公表された、その意図は何でしょうか、お尋ねいたします。 ○議長(和田重昭君) 北村企画政策部長。          〔企画政策部長 北村勝則君 答弁席〕 ◎企画政策部長(北村勝則君) それでは、非公開文書の扱いについてでありますが、JRによりますと、公開してはいけないという意味ではなく、回答文書は関係する方々にJRの意図が伝えられることを目的として作成されているため、回答文書をそのまま複写して配付するのは関係する方々である議会と同盟会に限定してほしいと、そういう意味で社の決まりとして非公開としてあるもので、内容を要約するなどして市が作成し直し、配付することについては何ら問題ないということでございます。 ○議長(和田重昭君) 中村眞一議員。          〔6番 中村眞一君 質問席〕 ◆6番(中村眞一君) これについては今、本当は市長にも御返答をいただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(和田重昭君) 岡田市長。          〔市長 岡田昭雄君 答弁席〕 ◎市長(岡田昭雄君) JRの非公開の文書ですが、これはJR社内の問題でありますので、私どもはそれをお聞きしながら公開したわけであります。 ○議長(和田重昭君) 中村眞一議員。          〔6番 中村眞一君 質問席〕 ◆6番(中村眞一君) また次にも出ますので、そこでもう一回質したいと思います。 それで、特別委員会でも厳しく質問いたしましたけれども、「長い誘致活動の中で、なぜ技術基準がクリアできないということがわからなかったのですか」という私の問いに対して、市側の答弁は「技術基準上は駅が設置できると思っていた」との答弁でした。この甘さが今回の失敗の全ての原因ではありませんか、市長にお尋ねいたします。 ○議長(和田重昭君) 北村企画政策部長。          〔企画政策部長 北村勝則君 答弁席〕 ◎企画政策部長(北村勝則君) 通告にございませんでしたので、十分な答弁ができるかわかりませんけれど、御了承をお願いしたいと思います。 平成4年当時の鉄建公団さんが、駅ができるといった当時の基準では、駅設置は可能でございました。 平成14年に新しい基準が追加されまして、駅設置が困難な状況となりました。この平成14年当時は、更埴市時代の期成同盟会は活動が休止状態でございまして、鉄道に関する技術上の基準を定める省令あるいは解説書が発刊されたことなど、そういったことの情報はその当時の市としては入手するすべがございませんでした。 千曲市になりまして、平成25年に現在の同盟会が新たに発足しましたが、その時点ではJRから「県知事と一緒でなければ交渉のテーブルには着けない」と言われまして、こうした新しい基準を知る機会がなかったということでございます。 ○議長(和田重昭君) 中村眞一議員。          〔6番 中村眞一君 質問席〕 ◆6番(中村眞一君) その特別委員会の翌日、それを受けまして、翌11月1日には「千曲へ設置 技術的に困難」という報道が大きく出ました。これは今の御答弁にもありましたけれども、その段階で「特別委員会がマスコミを入れて勝手に公表した」というような担当者の意見もいただきましたけれども、それも全て想定内ではなかったかというふうに私は感じているところでございます。当然ながら、長い時間と費用をかけて作成添付した需要予測には一切触れずに「技術的に困難」という返答では、何の反論もできません。 夏ごろから、何となく地形的に困難というような情報が流れてはおりましたけれども、その辺の市長の感触はいかがでしたか、お尋ねします。 ○議長(和田重昭君) 岡田市長。          〔市長 岡田昭雄君 答弁席〕 ◎市長(岡田昭雄君) 私どもはそういった感触は一切持っておりませんでして、引き続き、JRと交渉をしてきたところであります。 ○議長(和田重昭君) 中村眞一議員。          〔6番 中村眞一君 質問席〕 ◆6番(中村眞一君) そして、1週間後の11月7日には、JR東日本の冨田社長が記者会見で「技術的な課題上、設置は難しい」という最終見解を発表。流れからして当然のことだと私は印象を持っておりますが、それについてはいかがでしょうか、市長にお尋ねします。 ○議長(和田重昭君) 岡田市長。          〔市長 岡田昭雄君 答弁席〕 ◎市長(岡田昭雄君) JRの回答は、議会特別委員会、それから全員協議会でもお話ししたとおりです。これはJRの社長がそのように申しておったわけでありますが、JRの回答を見る限り、極めて厳しいというのは以前からも私のほうで申し上げているところであります。 ○議長(和田重昭君) 中村眞一議員。          〔6番 中村眞一君 質問席〕 ◆6番(中村眞一君) そして、12月4日の期成同盟会役員会において、ただいまのJRの回答、それから、その後に行いました専門家の皆さんの回答を報告されたそうですが、委員の皆さんの反応、御意見はいかがだったのでしょうか。 あわせて、その間、同盟会が集めた2万人以上の賛成署名の扱いはどうされるのでしょうか、お尋ねいたします。 ○議長(和田重昭君) 北村企画政策部長。          〔企画政策部長 北村勝則君 答弁席〕 ◎企画政策部長(北村勝則君) 期成同盟会役員会は非公開で開催されておりますので、答弁につきましては控えさせていただきます。 それから、同盟会が集めた2万人の署名につきまして、運動に賛同してくださった皆様には、これまでの御協力に改めて感謝を申し上げるとともに、こうした残念な結果となったことにつきましては、おわびを申し上げたいと思います。 ○議長(和田重昭君) 中村眞一議員。          〔6番 中村眞一君 質問席〕 ◆6番(中村眞一君) 今の期成同盟会の役員会については非公開ということですが、新聞紙上では一部の方がそこに御意見を載せられておりますけれども、事前に説明がなく、その流れに乗って早期に結論を出されたことについての不満を、皆さんから私自身にもいろいろと御意見をいただいております。それをお伝えしておきます。 そして、12月5日の県の総務企画委員会においても「新駅にかかわるまちづくりの考えを聞きたい」とありますけれども、知事を含め、県側への事前相談なり、説明はされたのですか、お伺いいたします。 ○議長(和田重昭君) 北村企画政策部長。          〔企画政策部長 北村勝則君 答弁席〕 ◎企画政策部長(北村勝則君) 長野県には需要予測調査をはじめとするさまざまな部分で御指導、御協力をいただいておりましたので、JRからの回答が出た後、県交通政策課へ御報告をいたしました。 ○議長(和田重昭君) 中村眞一議員。          〔6番 中村眞一君 質問席〕 ◆6番(中村眞一君) 10月31日の先ほどの特別委員会での説明と、この議会の12月5日の市議会定例会の冒頭での説明のみで、当議会ではまだ議決されておりません。それについてはどうお考えなのか、市長、お尋ねします。 ○議長(和田重昭君) 岡田市長。          〔市長 岡田昭雄君 答弁席〕 ◎市長(岡田昭雄君) 特別委員会で私どもに、今年になって4回、勧告あるいは提言がされております。そして、千曲市議会になってから2回の決議があるわけでありますが、この新幹線のことについては特に議会の議決が必要な事項ではございませんので、御了承願いたいと存じます。 ○議長(和田重昭君) 中村眞一議員。          〔6番 中村眞一君 質問席〕 ◆6番(中村眞一君) 私はその立場でもないのであれですけれども、議会のほうでどういう手続を踏まれるのか、また懸念するところでございます。 そして最後に、昨年の市長選で、市民の声や今回のJRの回答を受けて「新幹線新駅を断念 誘致区切り 表明」と事前の説明、了承も少なく、展開されておりますけれども、そういう中でこの四半世紀にわたる大事業の失敗については、市長の責任はどういうふうにとられるのか、お尋ねいたします。 四半世紀にわたり、大プロジェクトの失敗ということになりますと、一般企業では社長の交代、役員の降格等のけじめをつけるのが当たり前だと思いますが、市長、いかがでございますか。 ○議長(和田重昭君) 岡田市長。          〔市長 岡田昭雄君 答弁席〕 ◎市長(岡田昭雄君) こういうことになってくると、どうしても責任問題になってくるというふうによく言われるんですが、実はこの長い25年間の運動の中で回答がなかったことは、私の代だけではありません。25年前からこういった状況が続いていたわけでありまして、これではいけないということで、私の代になってから、何とかJRから回答を求めなければ、この運動は永久的に続くわけであります。いろんな調査をしてやってまいりましたけれども、なかなかJRに受けていただけなかったと、こういったことが長く続いたわけであります。 それで今、市民の方々は新駅という駅の必要性については、20年間も運動しているわけでありますから十分承知なんです。まずはJRの考え方を聞かなければ先に進まないということで、今回この3月に書類を提出し、回答を待ったわけであります。今、御指摘のように、失敗と言っておられますけれども、私は失敗ではないと思っております。JRの回答、そして市長の責任、これは不可能なことが明らかになった以上は、公費を使って引き続き運動を続けるという、その責任はどうするのかというふうに思います。 現状を直視し、適切な判断をすることが長としての、現職の市長としての責任のある考え方かなというふうに思います。よく公約違反だとかというふうに言われますけれども、そうではなくて違反なら違反、公約が変更なら変更で、市民にきちんと説明をする。そのために議会冒頭で、あらかじめ市民の方々を含め、私の立場からして発言をさせていただいたわけであります。 そういった意味では、責任のとり方というふうにおっしゃられますけれども、責任のとり方は今申したように、私は現状を直視することが責任の取り方かなというふうに考えております。 ○議長(和田重昭君) 中村眞一議員。          〔6番 中村眞一君 質問席〕 ◆6番(中村眞一君) 今のお話は、これからも続く問題ですけれども。 そして、何よりも大事にしていただきたいのは、国、県の関連部署への丁寧な説明と期成同盟会の役員就任をお願いした阿部県知事はもちろん、県内18市の市長、議長への事後説明と各種団体への事後処理を御自身でお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(和田重昭君) 岡田市長。          〔市長 岡田昭雄君 答弁席〕 ◎市長(岡田昭雄君) 当然、協力していただいた方々には感謝をしますし、そして、こうなった結果についてはきちんと説明をしてまいります。 ○議長(和田重昭君) 中村眞一議員。          〔6番 中村眞一君 質問席〕 ◆6番(中村眞一君) さらに申し上げますと、何よりも大切なのは、新幹線誘致で市民の意見が二分いたしました賛成の市民、反対の市民への丁寧な説明とおわびが必要かと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(和田重昭君) 岡田市長。          〔市長 岡田昭雄君 答弁席〕 ◎市長(岡田昭雄君) 20年間を超える長い運動の中で、途中で合併もありましたので、市民の方々の賛否があるのは当然であります。そういった方々にも説明がつくように広報紙で、私の議会冒頭の情勢報告については100%全文を掲載させます。そして、必要があれば、同盟会の方々には私どもが一人一人に文書をもってお願いをする、あるいは状況をきちんと報告するというような方法も考えていきたいなと考えております。 ○議長(和田重昭君) 中村眞一議員。          〔6番 中村眞一君 質問席〕 ◆6番(中村眞一君) これからの千曲市にとって非常に大切なことだと思いますので、ぜひともよろしくお願いしたいと思います。 そして、最後にお伺いいたしますが、「新幹線新駅を活かしたまちづくり基本構想(案)」や「広域交流拠点都市(ゲートシティ)の創造」等を盛り込んだ第二次千曲市総合計画等の修正や、今後の展開はいかがされるのでしょうか、お答え願いたいと思います。 ○議長(和田重昭君) 岡田市長。          〔市長 岡田昭雄君 答弁席〕 ◎市長(岡田昭雄君) 第二次千曲市総合計画では、6つのまちづくりを基本目標に定めていまして、まちづくりを展開していくというふうに申しております。 基本目標の第1では、「千曲の魅力で創生する賑わいと活力のあるまち」の中で、新幹線新駅は「高速交通網の集積する優位性」という千曲市の強みを、さらに生かすものということで掲載してあります。そして、新幹線新駅誘致にここで区切りをつけたことで、人口減少や地域経済縮小、こういったものの克服に向けた有効な手段の一つが失われたことは事実であります。 しかしながら、千曲市は、首都圏、中京圏、北陸圏と結ばれております。人、物の盛んな交流が、活力を生み出してきた千曲市の有する特性に今現在も変わりはありません。引き続き、この特性を最大限に生かす手段を考え出して「交流拠点都市」の創造を目指してまいります。 したがって、第二次千曲市総合計画をはじめとする各種個別計画におきましては、「目指すまちの姿」には変更はないというふうに考えております。そして、新幹線新駅誘致に区切りをつけたことで生じる施策の見直しについては、検証をしながら、しかるべき時期に適切に対応してまいります。 ○議長(和田重昭君) 中村眞一議員。          〔6番 中村眞一君 質問席〕 ◆6番(中村眞一君) この問題に関してはここ一辺倒で終わるというわけにはいかない課題でございますので、新幹線新駅は千曲市の何としても悲願であるという基盤においての今までの千曲市の政策でございますので、そこをおいそれと変えて「これでいい」というわけにはいきませんので、これは時間をかけてじっくりと大勢で検討してまいりたいと思います。 それでは、次の小項目2に入らせていただきます。 今後の千曲市の産業振興策についてお尋ねします。 先般の新聞紙上では「千曲振興消えた『核』」とありますが、北朝鮮ではありませんけれども、新幹線新駅断念により、全ての計画の基盤に置かれている「広域交流拠点都市」の創造を目指す「核」が消えたということは確かでございます。 ただ、千曲市には今、展開中の大型プロジェクトがたくさんございます。市民の皆さんにもぜひその辺を理解していただいて、これからのまちづくりについて御意見を頂戴したいと思います。 まず、屋代地区のスマートICの新設についてお尋ねいたします。 本年1月に、長野国道事務所、国交省、ネクスコ東日本等に相談、要望書を提出いたしました。 その後、コンサルタントの調査が終了し、6月議会の私の質問に対し、「場所は有明橋北側の1キロ地点に決まった」という返答をいただきました。 そして、7月の担当者のフォローでは「地元の熟度を上げなさい」と、そして「国による準備段階調査に早く上げるように」という宿題をいただいてきているということでございますが、その辺の作業はいかがでございましょうか、お答えください。 ○議長(和田重昭君) 山本副市長。          〔副市長 山本高明君 答弁席〕 ◎副市長(山本高明君) 屋代地区スマートICの現在の進行状況等についてでございますけれども、屋代地区へのスマートIC新設につきましては、市の企業立地推進課におきまして、屋代地区スマートIC詳細検討業務を平成29年度と来年度30年度の2カ年計画で委託をいたしまして検討を重ねているところでございます。 この業務の中では、屋代地区の土地区画整理事業とあわせまして、屋代地区におけますスマートIC整備の具体化に向けまして、近傍の既設ICとの機能分担に留意した将来交通費推計、費用便益分析等を精査し、スマートICの必要性を整理する中で広域的な検討を行っておるところでございます。 ○議長(和田重昭君) 中村眞一議員。          〔6番 中村眞一君 質問席〕 ◆6番(中村眞一君) 今のこれを詰めていきますと交通量の推計という話が出ましたけれども、特に通告しておりませんのでまた改めてやりますが、403号の一重山線の結論を早く出さなければ、先方の要望に対して答えられないと思いますので、ぜひともこれについてはまた改めて意見を聞かせてください。 そして、11月15日には、市長、議長、特別委員会の正副委員長で、国の各機関へ要望書を持って陳情に行かれました。その反応とこういった陳情活動についてはどうお考えか、副市長にお尋ねします。 ○議長(和田重昭君) 山本副市長。          〔副市長 山本高明君 答弁席〕 ◎副市長(山本高明君) ただいま御質問がございましたように、11月15日に市長、それから議長さん、特別委員会の委員長さん、副委員長さん、市の方も随行いたしまして、国土交通省の大臣、道路局、それから関東地方整備局、それから県内選出の国会議員の先生方のところへ陳情に行かれました。 私のほうでお聞きしている内容といたしましては、やはり農振・農用地でありますので、その辺につきまして、まちづくりの計画と整合性をとりながら進めてくださいというようなお話があったと聞いております。 また、このような陳情活動をいかがかということでございますが、適時・適切に行っていくこととが必要であるというふうに思っております。 ○議長(和田重昭君) 中村眞一議員。          〔6番 中村眞一君 質問席〕 ◆6番(中村眞一君) 要望書も拝見いたしましたけれども、この道路のインターチェンジによって全てという言い方を持ってきますと国交省のほうでは嫌がると思いますので、そこのところは上手に説明をしていただきたいと思うんですが、中でも取付け道路の問題もこれはどこでも出てきますので、これについてはまた追って細かく御説明をしていただきたいと思います。 それでは、時間もございませんので、次に、雨宮の産業団地の造成事業、いわゆる大規模物流施設の誘致についてお尋ねいたします。 まず、最近の流れを確認いたしますと、今年の6月議会、9月議会でも私が質問をさせていただきましたが、私の質問の後、6月ごろ、急に市の土地開発公社を介在せず、地権者と進出企業との間で直接交渉方式に変更したと。これによりまして、その前に行われていました1年ぐらいの作業が無駄になると同時に、進出企業にも大混乱が起きました。そして、我々委員会のほうにもいろんな御相談がございました。 そして、さまざまな事前の根回しの上に7月31日に議長、特別委員長の主導のもとで行政、進出企業との合同会議を持ち、進出企業に対し、「ご協力のお願い」文書をお渡しして、8月29日付で進出企業から返事としての要請書を受け、立地が確認されたということが行われました。 そして次に入りますが、9月17日に第1回地権者説明会が開催され、これは205名の地権者のうち96名が参加されたということで、開発方法等を説明し、意向確認調査票を依頼したと。 そして、10月に入りまして、第2回地権者説明会の開催、これは2回にわたって行いまして115名が出席されたということで、ここで初めて売買単価の説明と売渡承諾書での取りまとめを依頼したと。 それに対して11月には3・4・5の3日間、個別の相談会も開催し、市の担当の皆さんが事務局として昼夜、地権者への説明、交渉を重ねた結果、11月末には90%を超える承諾書を集めたそうでございますが、本当に御苦労さまでした。 この辺で何か一言ございましたら、お願いします。 ○議長(和田重昭君) 岡田市長。          〔市長 岡田昭雄君 答弁席〕 ◎市長(岡田昭雄君) 突然でありますけれども、この大型物流施設の関係ですが、私どもはぜひとも誘致をしたいということで、これまで企業側と本当に親切・丁寧に打ち合わせをしながら、ここまでやってまいりました。そして、市も全面的に支援するという形で今進んでいるわけでありますが、おかげさまで90%を超える方々の承諾書を得ることができたことは本当によかったなというふうに感じております。 ○議長(和田重昭君) 半田経済部長。          〔経済部長 半田敏幸君 答弁席〕 ◎経済部長(半田敏幸君) 我々職員だけでは売買承諾書のほうの交渉等はできませんでした。しかしながら、地権者の役員が11人おりますけれども、皆様の御協力は頭の下がる思いで、この14ヘクタールの開発につきまして、土地売買承諾書の提出の状況を見たところであります。これは赤くなっていますけれども、ほとんど93%以上は現在、赤くなっております。これも地権者における皆様の御協力によるものでございます。 ○議長(和田重昭君) 中村眞一議員。          〔6番 中村眞一君 質問席〕 ◆6番(中村眞一君) 今、半田部長から御説明のとおり、これには今の地権者組合の役員さん11名の皆さんをはじめ、市の担当がタッグを組んで昼夜回った結果だということを聞いておりますので、改めて地権者の役員の皆さんにもよろしくお伝え願いたいと思います。 ここからが一番大切なんですが、今後まず年内に土地売買契約書(仮)等の手続を終えて、来年8月末までに所有権移転登記と売買代金支払いまでを行うということですが、予定どおりに進みそうですか、お尋ねします。 ○議長(和田重昭君) 半田経済部長。          〔経済部長 半田敏幸君 答弁席〕 ◎経済部長(半田敏幸君) 年内にこの土地売買契約書等の手続を終えたいと思っております。 また、来年6月から8月ごろには所有権移転、売買代金等の受領、農業振興除外等の県の協議も進めて、関係機関と協議しながら進めてまいります。 ○議長(和田重昭君) 中村眞一議員。          〔6番 中村眞一君 質問席〕 ◆6番(中村眞一君) 先ほどのように、新幹線のあれで「核がなくなった」と言われる中で、ぜひこれを早期決着に向けて動いていただきたいと思います。 今、最後にちょっと触れられましたけれども、農振除外等のスケジュールは、まず年内に進出企業との基本計画を上げて、旧農工法に基づいて農政協議の上、来年6月から8月の間に認可を得たいということでよろしいでしょうか、お尋ねします。 ○議長(和田重昭君) 山本副市長。          〔副市長 山本高明君 答弁席〕 ◎副市長(山本高明君) 農政協議の関係でございますけれども、先ほどおっしゃられたように旧農工法ということでございますが、現在、法律改正によりまして、新しい農村地域への産業の導入に関する法律になっております。その中でも、もともとの旧農工法で認められておりました5業種であります商工業が入っていることから、農政協議のほうはすぐに進むのではないかなというふうに考えているところでございます。 したがいまして、新法であります農産法に基づきまして、県のほうと農政協議を進めてまいり、できれば計画どおり協議を終了させたいというふうに考えているところでございます。 ○議長(和田重昭君) 中村眞一議員。          〔6番 中村眞一君 質問席〕 ◆6番(中村眞一君) あえて旧農工法と申し上げましたのは、この案件について新しい農産法の改正を待つまでもなく、動きがとれる範囲内だということを申し上げるべく、そういうふうに申し上げた次第です。 そして、一番問題なのは、進出企業による造成工事は、その後1年ぐらいの計画だということをうたっておりますけれども、それについてお尋ねいたします。 ○議長(和田重昭君) 半田経済部長。          〔経済部長 半田敏幸君 答弁席〕 ◎経済部長(半田敏幸君) いろんな手続が済んでの造成工事の関係でございますけれども、やはり企業側からは1年ぐらいかかるというふうに言われております。ただ、進出企業側がそのように示されておりますので、具体的には今後、詳細に示されるのを見通して進めてまいります。 ○議長(和田重昭君) 中村眞一議員。          〔6番 中村眞一君 質問席〕 ◆6番(中村眞一君) 大体流れが見えてきましたので、ぜひとも頑張っていただきたいと思います。 それでは、時間がございませんので、3番目の屋代地区土地区画整理事業、いわゆる大型商業施設の誘致の案件でございますが、今年5月に区画整理準備会が発足しましたが、そのときの動きとして35ヘクタール、240名の地権者で約90%以上の仮同意をいただいた上で準備会が発足しております。 そして、農振除外の問題は、8年未経過の受益地であるということから問題になっておりますけれども、先ほど山本副市長の御説明にありました新しい農産法におきますと、県との基本計画作成時に農振除外の話が、ここで何とか解決できるんではないかということを私自身、2月に農水省の課長さんとお話しした中でもそんな話で、よく県と話し合ってほしいということでしたが、副市長、いかがでございますか。 ○議長(和田重昭君) 山本副市長。          〔副市長 山本高明君 答弁席〕 ◎副市長(山本高明君) 屋代地区の土地区画整理事業の進行状況の関係でございます。 先ほどお話がございましたように、農振・農用地でございまして、ストックマネジメント事業が施行されておりましたので、8年がたたないと施工できないという、8年未経過の問題があるということは、おっしゃるとおりでございます。 ただ、旧農工法にもございましたけれども、改正になりました新しい農村地域への産業の導入に関する法律、農産法によりますと、このような8年未経過の土地でありましても線的な開発の場合には、県と国とで協議をして同意をいただければ、開発することが可能であるということが、もともとの農工法の制度の中にございます。 したがいまして、今議員のお尋ねのとおり、県と十分に協議をさせていただきまして、認められまして、そして県の基本計画の中に、例えばサービス業でありますとか、県の基本計画で私どもの市の農村産業法に基づきます実施計画が認められる、同意されるといったことになりますれば、おっしゃられるような農振除外は可能になってくるものだろうというふうに考えています。 それまでには、まだまだ大きなハードルがございますので、一丸になってやってまいりたいというように思っています。 ○議長(和田重昭君) 中村眞一議員。          〔6番 中村眞一君 質問席〕 ◆6番(中村眞一君) それとあわせまして、旧農工法では、5種に限定されておりました。それが、今回の農産法では、業種の制限を撤廃しております。これは、千曲市がしっかりしたまちづくり計画というものを示せば、サービス業に拡大することも可能だと思っているのですが、いかがでしょうか。 ○議長(和田重昭君) 山本副市長。          〔副市長 山本高明君 答弁席〕 ◎副市長(山本高明君) お答えいたします。若干繰り返しになりますけれども、旧農工法では、工業系の5業種に限定されておりました農村地域への産業、工業導入ですが、新しい法律の改正によりまして、その5業種の制限が撤廃をされております。したがいまして、可能性とすれば、従来の5業種以外にいろんな産業が可能であろうかなというふうに思っております。 しかしながら、どのような業種を認めていくかということにつきましては、各県ごとに国の基本方針に基づき、各県が作成する基本計画にうたわれるということになっております。 私どもといたしましては、県と協議をいたしまして、サービス業なども業種の中に入れていただきますよう、そのためには、今おっしゃられたようなしっかりとしたまちづくりが必要であろうかというふうに思っています。 まちづくり計画に基づきまして、そういったものを認めていただきますよう協議してまいりたいというふうに思っています。 ○議長(和田重昭君) 中村眞一議員。          〔6番 中村眞一君 質問席〕 ◆6番(中村眞一君) いずれにしましても、ハードルがいろいろございますけれども、これを突破していかなければ次に進みませんので、ぜひ頑張っていただきたいと思います。 それでは、先ほどちょっと触れました10月の6日に特別委員会で進出予定企業の本社を訪問いたしまして、そこで担当部長から、企業側から千曲市宛てに要望書を書面で提出するということでちょっと時間をくださいということなんですが、いずれ来ると思います。 そこで問題になっておりましたのは、小売業界の販売環境の大きな変化でございます。最近は、二、三年で大きく変化して、特にEコマースの売り上げ、いわゆるネット販売関係がデパートの売り上げ以上になっております。それと同時に、物販だけでは誘客ができないということで、関連施設の建設もその段階で話題になりました。 したがいまして、我々誘致側におきましても、そういった情報収集等大いに研究する必要があると思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(和田重昭君) 岡田市長。          〔市長 岡田昭雄君 答弁席〕 ◎市長(岡田昭雄君) 今、議員御指摘のように、スーパー業界は大変な状況になっておりまして、Eコマース、ネット販売との競争の世界になっておるわけでありますが、こういった中で、我が千曲市に進出してくれる企業については、これからどういった商業展開をするのか、大きな一つのモデルになろうかなというふうに考えております。 そういったことで打ち合わせをしておるわけでありますが、いずれにしても、早期に企業進出を確定することが第一かなと思っておりまして、まだまだ確定はしておりませんので、今後その確定に向けて一層努力をしてまいりたいというふうに存じます。
    ○議長(和田重昭君) 中村眞一議員。          〔6番 中村眞一君 質問席〕 ◆6番(中村眞一君) もう一つ、近隣情報としまして、皆さん新聞紙上で御案内のとおり、9月には松本の4ヘクタールの小さな店舗ですが、開店いたしました。 テナント170店中57店が県内初めてのテナントということで、若い客層は、これを目当てに来客するわけなんで、その辺は注目していきたいと思っています。 続きまして、佐久平、従来の店舗に対して23ヘクタールの拡張ということで、11月に県総合計画審議会で農振除外を了承されたと。これは、約3年行っておりますけれども、そういう状況です。 それから須坂、当初計画の14.5を24.1に拡大いたました。これは、7月施行の新しい地域未来投資促進法に基づいて、11月に県の基本計画を通じて経産省に提出したということであります。 ということで、周りにどんどんこういうスピード感のある事業が進んでおりますけれども、当方もこれを参考にもっと対応を考えたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(和田重昭君) 岡田市長。          〔市長 岡田昭雄君 答弁席〕 ◎市長(岡田昭雄君) 今、私どもの協議の中では、他の地域に比べても劣っていると思っていません。しっかりと協議を進めておるというふうに考えておりますし、そして実は私も、つい先ごろ、高崎の大きな大型商業施設に行ってまいりました。全国で5番目に収入を上げている施設だというふうに聞いておりますが、本当に水田の中、いわゆる田園風景の中に大きな施設が建っておりまして、駐車場も大規模の中で多くの方々が買い物に来ておりました。あれを見たときに、やはりこれからの商業形態というのは、商品を売るだけではなくて、やはりそこで、来た方々が体験できるようなそういったことも必要なのかなというふうに思っておりまして、そういったものを含めながら、他の地域は他の地域、須坂も佐久もそうなんでしょうけど、そこはそこなんでしょうけども、私どもはこの交通の地の利を生かした、そういったものの中のすばらしいそういう大型商業施設の進出をきちんと受け入れて、そしてこちらも誘致をしてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(和田重昭君) 中村眞一議員。          〔6番 中村眞一君 質問席〕 ◆6番(中村眞一君) その3点の情報を今お伝えしましたけれども、お得意先のほうからは、特にこの須坂については、市が意図的に流した情報だろうということでございました。そういう戦略的なことも考えて我々は前に進めたいと。そういう中で、コンサルを十分に利用すべきだと思っております。 最後に、今後のスケジュールでございますけれども、この三、四年で事前、平行に準備をしていかなきゃいけないということで、2020年の東京オリンピック、これが一つのめどになりまして、今の計画ですと21年、組合設立認可、農振除外、そして翌年、22年からは工事着手というような計画が出ておりますけれども、これについてお尋ねいたします。 ○議長(和田重昭君) 半田経済部長。          〔経済部長 半田敏幸君 答弁席〕 ◎経済部長(半田敏幸君) 今、特別委員会におきまして、いろんな目標年次の表を説明したわけですけども、2020年には事業の決定、組合等の設立等で説明をしましたが、これまでの間、いろいろ手続がございますけれども、できるものは早く協議をして許可を得られるよう進めてまいって、スピード感ある対応で進めてまいります。 ○議長(和田重昭君) 岡田市長。          〔市長 岡田昭雄君 答弁席〕 ◎市長(岡田昭雄君) 先ほどの答弁で、1つ落としてしまったんですが、須坂市が地域未来投資促進法の手続を進めているというのが新聞に載りましたけど、あれは一般質問に答えた形で載っているわけでありますが、私ども全く同じように、既に地域未来投資促進法の申請をしてありますので、御了承願いたいと存じます。 ○議長(和田重昭君) 中村眞一議員。          〔6番 中村眞一君 質問席〕 ◆6番(中村眞一君) これは大きな事業でございますので、今部長のお話のように、できるものから早く進めて、スピード感を持って進めていただいて、ぜひ来年はもっと具体的な展開に持っていきたいと思います。 それでは、最後に、大項目3といたしまして、今求められる千曲市の活力ある行政組織と人事面についてお尋ねします。 これは、企業立地関係の各担当部門と私接触が非常に多いんですけれども、そういう中で、調査、企画の段階からそれぞれが企画、実行、推進の時期に来ていると思います。市のほうでは、ワーキンググループという組織があるということは私も承知しておりますけれども、形の上ではそうでしょうけれども、必ずしも機能しているとは思いませんので、あえて申し上げます。 まさに組織としても機能的でスピード感が求められている。そして、情報を一元化し、指示、命令系統を明確にしてほしいという職員さんからの御要望もいただいております。そして、役職ごとの権限と責任をはっきりすべきということを言われておりますが、これについてはいかがでしょうか。 ○議長(和田重昭君) 山本副市長。          〔副市長 山本高明君 答弁席〕 ◎副市長(山本高明君) 組織のあり方につきましては、平成28年度から部長級職員で構成いたします組織機構見直し検討委員会を設置いたしまして、協議を重ねております。 この委員会では、平成30年度の建設を待ちまして統合庁舎となります新庁舎のスケールメリットを最大限に生かすとともに、簡素で効率的な行政組織を構築するために、部や課の抱える諸課題の検討をはじめ、部を横断する課題につきまして部局間で調整会議を行うなどいたしまして、まさにボトムアップで組織のあり方につきまして検討を進めておりまして、そのうち実施できるものは本年度からも実施しておりまして、新体制を敷いているところでございます。 新庁舎体制におきます組織につきましては、使命感を持って業務推進を図るようにするため、引き続き協議を要する事項もございますので、ただいま中村議員さんのほうからございましたさまざまな御意見も踏まえまして、検討委員会や人事担当部署で検討いたしまして、新庁舎にふさわしい活力ある行政組織の構築を図ってまいりたいというふうに考えております。 ○議長(和田重昭君) 中村眞一議員。          〔6番 中村眞一君 質問席〕 ◆6番(中村眞一君) 今、副市長のほうからお話がございましたけれども、同時に、新庁舎建設と3庁舎統合ということが近々行われるわけですけども、それに向けて、今からスリム化と組織業務の見直しを図っていただきたいと思っております。 さらに今でしたら、外部に委託する業務を検討すべきだというふうに考えております。それが、1点。 もう一点は、業務内容で、事務・市民サービス部門と調査・企画・渉外部門に分け、マニュアル化をし、効率化を図っていただきたいと。いずれにしましても、市民ファーストで市民に目を向けた新しい組織をつくっていただきたいと思います。 それでは、それにつきましての教育の問題をちょっと触れたいと思いますが、今私が、職員さんたちと接触して一番びっくりしましたものは、ほとんどがコンサルを使っての仕事でございます。そういう意味では、企画部門は、できるだけコンサルを使わずに幅広い企画交渉能力をまず身につけ、専門職として各業務の展開を考慮した教育と人事を行っていただきたいと思います。 ○議長(和田重昭君) 山本副市長。          〔副市長 山本高明君 答弁席〕 ◎副市長(山本高明君) 教育体制についての御質問でございます。 市民の皆様の信頼と負託に応えていくためには、職員一人一人が常に目的意識と高い意欲を持って、そしてみずからの能力開発に努めることが大切でございます。 今後も、職員の自己啓発と自己研鑽を促すとともに、専門知識の習得に向けましては、外部研修へ積極的に参加させるなどしまして、組織の活性化と人材能力の向上に図ってまいりたいというふうに思っています。 ただいまお話がございましたコンサルタントの関係でございますけども、専門的な業務等で専門的な知識をお持ちの民間の方の協力をいただくことが必要な場合もあろうかと思いますけれども、職員みずから、あるいは市みずからできることは、自力でやるというようなことも大事かなというふうに思っております。 また、新庁舎になりますと、3庁舎に分散をしていました職員が、基本的には1つの庁舎に集中することになります。さまざまな職員間の交流連携が強化されまして、まさに切磋琢磨できるチャンスであるというふうに捉えております。この機を生かしまして、組織のさらなる活性化を図ってまいりたいというふうに考えております。 ○議長(和田重昭君) 残り2分6秒です。中村眞一議員。          〔6番 中村眞一君 質問席〕 ◆6番(中村眞一君) それでは最後に、市長にお尋ねしますが、今千曲市でトップに求められるリーダーシップとその責任についてお尋ねします。 常に幅広く情報収集し、内容を把握、検討し、部下に的確な指示を与えることが必要だと思います。そして、部下の権限と責任も明確にし、できるだけ権限委譲をしてスピード感のある業務展開を図るべきだと思います。 もう一点、また、リーダーとして余り幅広く業務は持たず、余力を持って質の高い判断ができるような体制を持つべきだというふうに思います。私が申し上げるのも僣越でございますが、ぜひとも、これは市民の皆さん、職員の皆さんもあちこちからこういった声が聞こえてきます。ぜひとも、その辺についてお答えをいただきたいと思います。 ○議長(和田重昭君) 岡田市長。          〔市長 岡田昭雄君 答弁席〕 ◎市長(岡田昭雄君) リーダーシップでありますけれども、今、地域間競争の時代でありまして、少子高齢化あるいは子供たちの減少、こういった中で、行政は、過去になく大きな山積した課題を持っております。 市長、副市長は、職員との信頼関係をしっかりと築いていかなければなりません。そして、活力ある行政組織、どういった組織が一番活力があるのか、なかなか難しい課題でありますが、一つには、職員がやる気を持ってできる、そういう組織が必要かと思っています。そして、そのために、行政組織のトップリーダーである市長あるいは副市長が将来を見通す先見性、あるいはそういった見きわめが求められるとともに、さまざまな情報を収集する中で、市民益となります施策を取捨選択して決断を下す、判断をしなければならないときには、勇気を持って決断を下すという必要があると思っております。 当然のことながら、事務方のトップである副市長も同様であります。 また、職員、特に管理職は、最善策を導くために、これまでの経験やデータ、数値などをもとに現状をしっかり分析する、そして判断する力がなければなりません。そのために。部長級、課長級には、いっそうのこと自己研さんを強く促したいというふうに考えております。 いずれにしましても、これまでも常に述べておりますように、市民が満足できる満足度を高めることが行政の最終目標であります。そのために、我々は何をしなければならないのか、組織を挙げてスピーディーな行動力、そして責任分担の明確化し、コストパフォーマンスにのっとってしっかりと進めていかなきゃいけないというふうに考えております。 権限委譲については、地方自治体は、法律によって権限委譲はほぼ決まっていますので、これについては、条例、法律の中できちんと権限、誰がどうするかは決めてあるはずであります。そういった中では、今現在、権限委譲はきちんとできているというふうに認識しております。 ○議長(和田重昭君) 残り59秒です。中村眞一議員。          〔6番 中村眞一君 質問席〕 ◆6番(中村眞一君) 今の御答弁のようにやっていただければ、何も問題ないと思いますが、最後に、出た結果については、御自分で責任を持ち、必要なら再度分析し、修正指示をするということも必要だと思います。ぜひとも、この大きな難局で大きい課題をこなしていくためには、ぜひオール千曲で頑張っていただきたいと思います。 以上でございます。ありがとうございました。 ○議長(和田重昭君) ここで、昼食のため、午後1時まで休憩いたします。                              午後0時5分 休憩---------------------------------------午後1時 開議 ○副議長(宮坂重道君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 続いて、9番、大澤洋子議員。          〔9番 大澤洋子君 質問席〕 ◆9番(大澤洋子君) 大澤洋子です。一般質問を大項目3点についていたします。 最初に、新幹線新駅設置について断念を決定したことについて、小項目5つ質問をします。 小項目1、JR東日本長野支社からの回答について受けとめは。 期成同盟会が、JR東日本長野支社に駅設置の要望書を3月に提出し、7カ月もかかって、ようやく10月、回答が出されました。これが、市議会特別委員会に報告され、新聞報道されたことから、市民が知ることとなりました。 五里ヶ峯トンネル出口付近のA案は、現状の線路の構造では、お客様の安全上及びサービス上、転倒する危険があるなどから駅設置は困難であること。更埴インターチェンジ付近のB案は、技術基準により、駅設置は適さないという回答でした。このような回答内容をどう受けとめられたでしょうか。 ○副議長(宮坂重道君) 答弁を求めます。岡田市長。          〔市長 岡田昭雄君 答弁席〕 ◎市長(岡田昭雄君) 先ほどの中村議員の関係もありますけども、この新幹線新駅の問題は、本会議の冒頭でも情勢報告の中で私の考え方として、これまでの経過について細かく御報告申し上げたところでございますが、本当に長野支社からの回答、私ども想定外の話でありまして、乗降客数の需要予測、そういったものでもってだめというふうに言ってくるのかなと思っておりましたが、そうすればまだまだ運動を継続する余地はあったと思っておるんです。 しかし、技術的に新駅設置は困難というふうになりますと、ちょっと話が違うかなというふうに思っていまして、我々の受けとめ方とすれば、極めて残念な結果だったなというふうに思っております。 そして、特にこの25年間、この新駅誘致に向けて一生懸命に取り組んでいただいた同盟会の多くの皆様方に、そういった方々の心情を考えるときは、本当に残念であって言葉にならないというふうに私は感じておりますが、この3月に提出してから7カ月間、この間さまざまなことがありました。そして、一生懸命JRと交渉しながらやってまいったわけでありますが、結果的にそういうことになりまして、当初の目的ではなくて、技術的に新駅は困難ということで、こういった中身については残念としか言いようがございません。 ○副議長(宮坂重道君) 大澤洋子議員。          〔9番 大澤洋子君 質問席〕 ◆9番(大澤洋子君) 技術的に困難であるということで、このような回答を市長は受けとめられたという発言でございますが、次に進みます。 小項目2、回答について専門家の意見を聞くことについて。 JRからの回答では、駅設置は困難である、適さない、対応策についても現実的でない、あるいは莫大な費用がかかることが想定されると示されました。このことについて、「専門家3人の意見を聞く」と市長はしていました。どのような専門家で、どのような意見が得られたのでしょうか。 ○副議長(宮坂重道君) 北村企画政策部長。          〔企画政策部長 北村勝則君 答弁席〕 ◎企画政策部長(北村勝則君) JRからの回答につきましては、市としても回答内容を検証する必要があることから、これまで期成同盟会の総会にあわせて行いました講演会で御講演をいただきました鉄道工学に詳しい大学の先生、早稲田大学の浅野光行先生、政策研究大学院大学教授の家田仁先生、法政大学教授の宮下清栄先生の3人の先生方をはじめ、新幹線の建設主体である鉄道運輸機構にJRからの回答内容をお示しして御意見をお聞きいたしました。 その結果、議員の皆様にも全て配付してございますが、全ての大学教授の先生と鉄道運輸機構から、JRの回答を肯定する御意見と妥当な回答であるとの御判断が示されたところでございます。 ○副議長(宮坂重道君) 大澤洋子議員。          〔9番 大澤洋子君 質問席〕 ◆9番(大澤洋子君) 次の小項目3、国土交通省鉄道局長に要望書提出した回答は。 千曲市が7月28日、国土交通省鉄道局長に要望書を提出しています。回答は、どのような内容だったでしょうか。そのときに、自民党の二階幹事長にも要望しましたが、回答はどうだったでしょうか。 ○副議長(宮坂重道君) 北村企画政策部長。          〔企画政策部長 北村勝則君 答弁席〕 ◎企画政策部長(北村勝則君) 国土交通省鉄道局長に要望書を提出しまして、その際の回答は、文書としては頂戴いたしておりません。 懇談の中で、新駅設置は鉄道事業法に基づくこと、また鉄道事業者の新駅設置申請を受けて国土交通省がその中身を審査すること。つまり、JR東日本が新駅をつくってほしいという設置申請が必要であるということを確認いたしました。 また、自民党幹事長に要望しました回答ということでございますが、市政全般の要望するさまざまな要望の中の一つとして、新幹線新駅誘致についても要望しましたが、回答はいただいておりません。 ○副議長(宮坂重道君) 大澤洋子議員。          〔9番 大澤洋子君 質問席〕 ◆9番(大澤洋子君) 小項目4、新幹線新駅設置を断念するとき。 JRからの回答で、駅設置は困難、専門家の意見でも同様のものでした。レールの左右の高さの差、カント低減工事をした場合、工事期間は長期にわたる10年から15年かかり、膨大な工事費、およそ310億円かかるとの指摘でした。 1年後に国の認可を得ることや、長期間の工事実施は敦賀開業に間に合いません。そして、莫大な費用がかかることを示された以上、無理な千曲市の財政支出は大問題になります。今、ここで新幹線新駅設置は断念するときと考えます。 市長は、12月5日、議会全員協議会と議会本会議で新駅設置を断念する発言を行いました。市長の決断について伺います。 ○副議長(宮坂重道君) 岡田市長。          〔市長 岡田昭雄君 答弁席〕 ◎市長(岡田昭雄君) 私が本会議の冒頭で申し上げましたとおりでございまして、本当に残念でありますが、一旦ここで立ちどまりたいなと思っております。 しかし、新幹線の駅は永久的にこの地域を通るわけでありますから、いずれ車両の高度化といいましょうか、そういったカントが乗り切れるようなものができてくれば、またそのときはそのときで、そのときの政権がどう考えるかなというふうに考えておりますが、今現在のところは、一旦立ちどまっていきたいなと、区切りをつけていきたいなというふうに申し上げたところでございます。 ○副議長(宮坂重道君) 大澤洋子議員。          〔9番 大澤洋子君 質問席〕 ◆9番(大澤洋子君) 新駅設置については、一旦ここで区切りをつけるという市長の発言をいただきました。 次に、小項目5、今後のスケジュールは。 JRからの回答は10月20日にあり、議会の企業等及び新幹線新駅誘致推進特別委員会への報告は10月31日、翌11月1日、信毎の記事で初めて市民が知ったところです。議会全員協議会へは11月16日でした。12月5日議会全員協議会では、専門家からの回答と市長の断念する発言を聞き、本会議の市長表明がありました。 千曲市として、JRの回答、専門家の意見、市長の駅設置断念について、市民への説明がなされなければなりません。市報や市のホームページ、そして説明会など、丁寧に誠実に行っていくことを望みます。 新幹線対策室の廃止、期成同盟会の解散や期成同盟会への補助金の廃止を求めます。今後のスケジュールについて伺います。 ○副議長(宮坂重道君) 北村企画政策部長。          〔企画政策部長 北村勝則君 答弁席〕 ◎企画政策部長(北村勝則君) 今後のスケジュールについてでありますが、市長の決断、お考えにつきましては、市報やホームページ等によりまして、今後、市民の皆様にしっかりお伝えしてまいります。 新幹線対策室の廃止につきましては、なくす方向で検討させていただきますが、必要な事務が残っている場合につきましては、企画政策部で対応するようにしたいと考えております。 また、期成同盟会の廃止ということでございますが、これは市が決めることではございませんので、同盟会の中で話し合われることというふうに考えております。 予算につきましては、誘致運動に一旦の区切りをつけると申し上げましたので、原則論から申し上げれば予算付けすることはできないものだというふうには考えております。 ○副議長(宮坂重道君) 大澤洋子議員。          〔9番 大澤洋子君 質問席〕 ◆9番(大澤洋子君) 御答弁ありがとうございました。一旦ここで区切りをつけるということで、新幹線対策室はなくす方向、そして残っている事務については、企画政策部が行っていくということ、そして期成同盟会への予算はしないもの、同盟会の解散については、同盟会自身が決めるということでした。速やかに、そして丁寧な説明、議論をしながら進めていただきたいというふうに思っております。 今回のJRの回答により、駅設置が不可能なことが明らかになった以上、直視することが市長としての責任のとり方であるとの発言が、午前中ありました。市長が駅設置断念を決断したことを私は高く評価をし、支持をしております。 誰が責任をとるのか、どう責任をとるのか、他の策はないのかなど、さまざまな声が渦巻いております。今は、誰かに責任をとらせようとすることや誰かを責めるのでなく、賛成した皆様、反対した皆様、一人一人の皆さんが、まず自分としてこのような回答をどう受けとめるか決断することが重要なときと考えます。そして、駅設置が不可能なこと、困難なこと、莫大な費用がかかり過ぎることが明らかになったことにより、新駅設置運動を終わりにしたいと思います。 そして、よりよい千曲市になっていくために、皆様と力を合わせていけることを心から願っております。 次に、質問の大項目2に入ります。 解体中の更埴体育館アスベスト検出の問題。 小項目1、事前にアスベストの有無を専門業者に依頼したのか。 現在解体工事中の更埴体育館の軒裏や2階アリーナの床下からアスベストが見つかりました。以前、戸上中学校や白鳥園の解体工事中にアスベストが発見され、多額の費用をかけ増加工事を認めなければならないことがありました。再び同じことを繰り返さないために、事前に専門家に依頼調査をするよう意見が出されていました。今回、事前にアスベストの有無を専門業者に依頼したのでしょうか。 ○副議長(宮坂重道君) 安西教育部長。          〔教育部長 安西治夫君 答弁席〕 ◎教育部長(安西治夫君) 事前にアスベストの有無を専門業者に依頼したかという御質問でございますが、更埴体育館の解体工事のアスベストの有無につきましては、基本設計時に株式会社久米設計、実施設計時には鹿島建設株式会社が、建設時の図面と過去のアスベストの除去や飛散防止対策工事に関する工事書類と現場調査ともあわせて確認することで事前調査をしております。 調査に当たり専門業者に依頼したかとの御質問でございますが、実施設計受注者の鹿島建設には、建築物石綿含有建材調査者の資格を有する者がおりますので、アスベストに関する一定の知見を有し的確な判断ができる者のもとで調査を行っており、専門の業者に委託したものと同様の事前調査を行ったものと御理解いただきたいと思います。 しかしながら、今回、解体工事着工後に見つかった2カ所につきましては、屋根ひさしの軒天井裏内部につきましては、建設時にアリーナ室内の天井に吹きつけたアスベストの一部がすき間から入り込んだものと推察され、2階床下につきましては、建設時に床板を張る前のいずれかの作業過程の中で、天井に吹きつけたアスベストの一部が、床下のコンクリートスラブの上に敷いた吸音材に混じり込んだものと推察されます。 したがいまして、2カ所とも建築当時に意図してアスベストを施工した箇所ではなく、アスベストがあるということが想定し得ない箇所でありまして、解体工事を進める中で初めて判明し得たものでございます。 ○副議長(宮坂重道君) 大澤洋子議員。          〔9番 大澤洋子君 質問席〕 ◆9番(大澤洋子君) 専門業者に依頼したものと同様な形で行ったというふうな答弁をいただきました。 しかし、毎回、戸上中学校の問題、白鳥園の問題が起こったときに、議論、討論がされる中で、二度と同じことを繰り返さないためにも専門業者に委託する。お金がそのとき余分にかかったとしても、中間での増加工事の費用と比べたら問題がそうないので、そのようにしてほしいという意見も出されておりましたが、その点についてはいかがだったでしょうか。 それともう一点、意図していない場所にアスベストが、解体工事中に発見されたということでありますが、現在、いろいろな工事が行われている中で、想定はされなかったのでしょうか、その2点について伺います。 ○副議長(宮坂重道君) 安西教育部長。          〔教育部長 安西治夫君 答弁席〕 ◎教育部長(安西治夫君) 更埴体育館の解体に伴いまして、アスベストの平成16年度の工事の際に、アスベストの除去工事並びに封じ込め工事ということで対応しまして、今回の解体工事に際しましては、その調査として先ほど申し上げました鹿島建設にあわせて専門業者ということで事前調査をしたということで御理解をいただければと思います。 どうしてこの意図してなかったものが出てきたかということでございますが、平成16年度にアスベストの対策工事をいたしましたが、その際に、除去した工事と封じ込めしたということで対策をとったわけなんですが、既に事前にわかっている部分については、封じ込めした箇所にはアスベストがあるということで判断しておりまして、その中で実際それに基づいて調査を行ってきました。 そしてまた、今年の9月から、アスベストの8月7日のときに体育館の利用を止めまして解体工事が入ったわけなんですけども、その中でまた工事に入ってから作業を行っていく中で、その2箇所、床を剥いだらその吸音材に入っていることが判明したということで、予期し得なかったという部分で、解体が進む中で初めて見つかったという部分でございますので、そこら辺は予期しなかったということで御理解いただければと思います。 ○副議長(宮坂重道君) 大澤洋子議員。          〔9番 大澤洋子君 質問席〕 ◆9番(大澤洋子君) 1点目の質問については、鹿島建設の業者の中で専門家の方がいるから、その人にやっていただいたということですが、鹿島建設の業者ではない専門業者に委託するということは考えられたのでしょうか。 それと、予期しなかったということでありますけれども、建設業者はさまざまなところで多くの解体工事をされておりますが、そういう経験の中で、このようなことが起こっていたのではないか、想定がつくのではないかというふうに思われますが、その辺はいかがでしょうか。 ○副議長(宮坂重道君) 安西教育部長。          〔教育部長 安西治夫君 答弁席〕 ◎教育部長(安西治夫君) 最初の専門業者という部分なんですが、既にお願いしております鹿島建設の中にそういった判断ができる職種の方がいるということでございまして、別の業者には頼まなかったという部分でございます。 2番目について、業者のほうの解体の経験の中から、事前にそこら辺がわかってきた部分があったということで、実際は、床下等を剥いでみてどうだったという部分が出てきたもんですから、解体工事に当たって破壊検査までしなかったという部分が、こちらのほうの調査段階での反省部分というふうに捉えております。 ○副議長(宮坂重道君) 大澤洋子議員。          〔9番 大澤洋子君 質問席〕 ◆9番(大澤洋子君) 同様の業者が調査をして解体していったらあったということで、また費用がおよそ1億円かかるというふうになってきております。 そこのところは、やっぱり甘いなというふうな感じを持ちますので、別の専門業者に調査をきちんと、費用をかけてでもしていただき、このようなことが再びおこらないことを願っております。それについて、答弁をいただきたいと思います。 ○副議長(宮坂重道君) 安西教育部長。          〔教育部長 安西治夫君 答弁席〕 ◎教育部長(安西治夫君) 解体工事につきまして、別の業者に調査をかけて行っていればという部分でございますが、いずれにしましても、調査の関係につきましては、事前に調査を行いながらやっていくということで基本的には考えておりますが、今回の場合については、鹿島建設さんにお願いしたいという部分の中でありまして、いずれにしましても、解体工事に伴う作業員等やまた近隣等に御迷惑がかからないように、それぞれの見識の中で、いずれにしましても、わかった段階ですぐに対応するということでやっておりますので、御了解いただきたいと思っております。 ○副議長(宮坂重道君) 大澤洋子議員。          〔9番 大澤洋子君 質問席〕 ◆9番(大澤洋子君) これからも千曲市の公共施設を解体していくことが想定されるわけですけれども、その際に、アスベストの有無について専門業者に委託をするお考えはあるのかないのか、それについて伺います。 ○副議長(宮坂重道君) 安西教育部長。          〔教育部長 安西治夫君 答弁席〕 ◎教育部長(安西治夫君) 解体工事につきましては、専門業者の資格の有無についてある業者につきましては、その業者ということになりますので、いずれにしろ解体については専門的な知識がないとできないというふうに、アスベストの取り扱いについては考えておりますので、その点についてはやっていきたいと思っております。 ○副議長(宮坂重道君) 大澤洋子議員。          〔9番 大澤洋子君 質問席〕 ◆9番(大澤洋子君) 問題は、請負業者の中で専門的な知識がある人が調査をしたというところがうやむやになってしまっていくので、外部の専門家に委託をしてほしいというふうに思いますけれども、その点についてもう一度お願いします。 ○副議長(宮坂重道君) 安西教育部長。          〔教育部長 安西治夫君 答弁席〕 ◎教育部長(安西治夫君) この件につきましては、専門の知識があるという方にお願いしてあるので、特に別の業者というふうには考えておりませんでした。同様に、これからもそのような考え方でやっていきたいと思っております。 ○副議長(宮坂重道君) 続いて、山本副市長。          〔副市長 山本高明君 答弁席〕 ◎副市長(山本高明君) 私のほうからお答えさせていただきたいと思います。 今の御質問の御趣旨は、解体の工事とかする前に専門の調査をしてくださいっていうことだと思いますので、これにつきましては昨年の戸上中の問題があったときから調査をするというふうにしておりますので、市の内部で市長の決済をいただいて、その方向で行くことになっております。今後ともそのようにやってまいりたいと思います。今後、そういった解体等そういうことがある場合には、アスベストがあるかどうかの調査につきまして、事前に行うということでございます。 ○副議長(宮坂重道君) 大澤洋子議員。          〔9番 大澤洋子君 質問席〕 ◆9番(大澤洋子君) 今、市長さんの決済をいただいてそのように進めるということでしたが、今回、そのように進まなかったわけですよね。 別の業者に委託をして、アスベストがあるかないか調査をするということでしたが、今回は、請負業者の中に専門家の方がいるから、その方にやってもらったということですので。 ○副議長(宮坂重道君) 山本副市長。          〔副市長 山本高明君 答弁席〕 ◎副市長(山本高明君) 私が先ほど答弁いたしましたのは、別の業者っていうことではなくて、アスベストについての調査については、専門の、そういうことが知識のある方にお願いするといったことをこれからやっていこうというふうに、昨年、決めたということでございます。 ですので、今回のケースにつきましては、そういった知識のある方がいらっしゃったということで、調査してもらったというふうに理解をしております。 ○副議長(宮坂重道君) 大澤洋子議員。          〔9番 大澤洋子君 質問席〕 ◆9番(大澤洋子君) できるだけ事前にはっきりさせて、工事をスムーズに進めていただきたいというふうに思っております。 次に、小項目(2)長期間使用してきた更埴体育館、健康への影響は。 昭和46年、更埴体育館建設当時からアスベストが使われておりましたが、平成16年度、アリーナ天井のアスベストは除去されました。しかし、今回、解体中にアスベストが検出され、市民の健康への不安を抱くことになりました。13年間安全と思って利用していたところが、そうではなかったのです。多くの人たちが利用してきた更埴体育館です。周辺は、新田や杭瀬下地区の住宅地区でもあります。アスベスト濃度調査を定期的に実施し、市民に知らせる必要があったと考えます。なぜ、してこなかったのか、健康への影響について伺います。 ○副議長(宮坂重道君) 安西教育部長。          〔教育部長 安西治夫君 答弁席〕 ◎教育部長(安西治夫君) 長期間使用してきた更埴体育館、健康への影響は、についてでございますが、市報等でも申し上げておりますが、2階アリーナにおきましては、空気中のアスベスト濃度の調査結果から、飛散していた状況ではなく、人への健康に影響がある室内空気環境ではなかったと考えております。 しかしながら、事前調査でアスベストが検出された時点において、改めて空気中のアスベスト濃度調査をするなど、慎重に対応する必要がありました。 反省するとともに、御利用いただいた方々、近隣の皆様に多大なる御心配をおかけしたことを深くおわび申し上げます。 ○副議長(宮坂重道君) 大澤洋子議員。          〔9番 大澤洋子君 質問席〕 ◆9番(大澤洋子君) 今回、調査をしていただいて、安全であるという結果だったということで了解してよろしいんでしょうか。 ○副議長(宮坂重道君) 安西教育部長。          〔教育部長 安西治夫君 答弁席〕 ◎教育部長(安西治夫君) 安全であるということでございます。市報や、また、市のホームページのほうに、その数値、濃度等、載せながら、皆さんにお知らせしているとこでございます。 ○副議長(宮坂重道君) 大澤洋子議員。          〔9番 大澤洋子君 質問席〕 ◆9番(大澤洋子君) 市民の安全性確保は、地方自治の根幹でございます。 市民が不安にならないよう、きちんと情報の提供、そして、健康で安全で更埴体育館使用、今までされたそのことについて情報提供をきちんとしていただきたいというふうに願っております。 次に、大項目3、千曲川ハーフマラソン3月実施に。 小項目(1)第4回千曲川ハーフマラソンを3月実施に。 今年、第3回千曲川ハーフマラソンを5月に実施をしました。以前は、3月に実施。走る人たちにとっては、3月にやってほしいという要望を聞きました。4月は有名になっている長野マラソン、5月には軽井沢マラソンなど開催され、マラソンシーズンになります。参加者にとって、3月の千曲川ハーフマラソンは走り始め、体ならしの走りにもなるとのことです。また、参加するランナーは第2回目2,500人、本年は1,535人と1,000人の減少になっています。 3月に行うことで参加者の増加にもつながり、千曲川ハーフマラソンの特徴になっていくのではないかと考えます。3月実施の可能性について伺います。 ○副議長(宮坂重道君) 安西教育部長。          〔教育部長 安西治夫君 答弁席〕 ◎教育部長(安西治夫君) 千曲川ハーフマラソンを3月実施についてでございますが、長野マラソンの前哨戦になることから、3月開催を希望される声もございますが、3月開催は降雪への対応が必要な上、年度末の時期であることから、警察等の関係機関の人員確保や御支援いただくボランティアの確保が難しい点がございます。特に交通規制等は、警察の御協力が必要不可欠であることから、第3回大会を5月に変更し、開催したところでございます。 5月開催にしたことによりまして、新緑の千曲川沿いをコースとし、温泉など千曲市の特色をPRしながら、第3回大会を実施することができました。交通規制やボランティアの確保等にも問題なくスムーズな運営ができ、参加者からは総体的に好感をもって受け入れられたと思っております。 今後も引き続き、暑さ対策に留意しながら、マラソンに適した気候の5月開催の定着を図ってまいりたいと考えております。 ○副議長(宮坂重道君) 大澤洋子議員。          〔9番 大澤洋子君 質問席〕 ◆9番(大澤洋子君) 3月開催から5月開催に変えた時点で、1,000人の参加者の減少があったわけでありますけれども、今後とも5月を開催していくという答弁をいただきましたが、その点についてはいかがでしょうか。 ○副議長(宮坂重道君) 安西教育部長。          〔教育部長 安西治夫君 答弁席〕 ◎教育部長(安西治夫君) 第2回大会に比べて、議員御指摘のように参加申し込みが約1,000人ほど減少したという部分を反省した中で、1つには、千曲市の特色等を、また、この大会等のPR不足等々が考えられるという部分でございました。 結果的には、開催がマラソンに適した気候という5月の中で、かなりの日中気温が上昇したということでございまして、さらに、第3回目の大会については、結果がその分伴わなかったわけでございますけども、第3回目以降については、基本的にはマラソンに適した季節5月ということでここを定着しながら、さらに、千曲市の特色であります千曲川河川沿いの新緑の中を、千曲川の川べりにそよぐ風の中を、平坦なコースでございますけども、走った後、地元の温泉に入っていただくという一番の特色を売りに出しながらやっていきたいと思っておりますので、しばらくはここで5月開催を定着させていきたいというふうに考えております。 ○副議長(宮坂重道君) 大澤洋子議員。          〔9番 大澤洋子君 質問席〕 ◆9番(大澤洋子君) 5月は確かに爽やかな季節でございます。そして、走る人にとっても気持ちよく走れるとは思いますけれども、走る人たちにとって、3月マラソン大会の開催が少ないこの時期に走り始め、体ならしのためにも千曲市のハーフマラソンは3月にしてほしいという声もありますので、ぜひ、その辺も検討していただきたい。今後、検討していただきたいというふうに思います。 降雪のことについては、3月クリアできるのではないかなっていうふうには思いますし、3月の人事異動ですか、警察官の手配というかその辺も難しいということではありますが、全部が入れかわるわけではありませんので、長期にわたる準備をしながら開催できるのではないか、問題はクリアできるのではないかというふうには思いますが、走る人たちにとって希望があるということを含んでいただいて、また、検討していただきたいというふうに思います。 以上で、私の一般質問を終わります。 ○副議長(宮坂重道君) ここで15分間休憩に入ります。                             午後1時39分 休憩---------------------------------------午後1時55分 開議 ○副議長(宮坂重道君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 続いて、18番、荻原光太郎議員。          〔18番 荻原光太郎君 質問席〕 ◆18番(荻原光太郎君) 18番、自由民主クラブ、荻原光太郎です。通告に従いまして一般質問を行います。 大項目の1、新幹線新駅誘致断念についてであります。 1点目、そもそも当時の更埴市が駅設置要望を開始した理由、経緯は何かについて伺います。 議会初日の市長の諸情勢の報告の中で、平成4年新幹線建設の地元対策委員会が鉄建公団との設計協議の際に駅設置の要望を行ったことが契機となり、誘致運動がスタートしたと説明がございました。当時は、現在のような深刻な人口減少問題などはなかったと思います。このとき既に新たなまちづくりの構想があったのかどうか、いかがでしょうか。 ○副議長(宮坂重道君) 答弁を求めます。 北村企画政策部長。          〔企画政策部長 北村勝則君 答弁席〕 ◎企画政策部長(北村勝則君) 期成同盟会発足した後、同年度の平成9年度ですか、更埴のときの期成同盟会でございますが、「北陸新幹線請願新駅に関するまちづくり基本構想策定業務委託」というのを行っております。この基本構想では、新駅設置の意義としまして、人口定着促進、地域住民の生活に対する効果、業務機能に対する影響、都市イメージの向上、環境資源問題に寄与、こういったことが掲げられまして、まちづくりの目標は「緑のなかで人々がやすらぎ、うるおい、ゆとりを感じ、人と物がふれあうまち」というふうにしております。 ○副議長(宮坂重道君) 荻原光太郎議員。          〔18番 荻原光太郎君 質問席〕 ◆18番(荻原光太郎君) 平成4年に、それを地元対策委員会が要望を行ったっていうのが、まず第1のスタートだと、期成同盟会のパンフレットにもそのように出ておるんです。今のお話が平成9年ということなんですけども、当時、長野冬季オリンピックが開催が決定したと、誘致に成功して開催をすることになった、それで、このオリンピックまでにとにかく間に合わせなければならないということで、地主の皆さんを説得して、大変な御努力があったかと思います。そういう中で、新幹線が開通したと。 これは、私、平成23年の6月の定例会一般質問で、当時の総合交通対策特別委員長の委員長報告に対して質疑を行った際の答弁なんです。とにかく至上命題ということで、オリンピックに間に合わせろと、それには屋代地区の皆様、先祖伝来の土地を手放すという一つの条件に、この開業に間に合わせろと、これが至上命題となったというふうに答弁があるんです。そのかわり、開業後には駅を設置してほしいという思いを持って土地買収に応じた。こういう経過があったというふうに述べております。新幹線が長野まで開業した後、新駅を千曲市屋代地区の適当なところに設置したいということが今後の課題であると、これは平成23年6月の一般質問のときのことであります。そのときの口頭だけでなくて、将来ここに駅をつくる可能性があるんだと、そういった何か書面でのものが残っていなかったんでしょうか。
    ○副議長(宮坂重道君) 北村企画政策部長。          〔企画政策部長 北村勝則君 答弁席〕 ◎企画政策部長(北村勝則君) 荻原議員のおっしゃるとおり、私どももそういう思いを引きついでまいりまして運動を行ってきたところでございます。当時の約束事を交合わせたといった書面というものは、私どものほうではございません。 ○副議長(宮坂重道君) 荻原光太郎議員。          〔18番 荻原光太郎君 質問席〕 ◆18番(荻原光太郎君) オリンピック誘致に成功する前は、ミニ新幹線構想もありました。それで、戸倉のトンネルの中にもつくってもらいたいというお話もありました。そういった地域要望が何となく引き継いじゃったっていうような感がしないでもないんです。当然、駅があれば便利ですし、周りもまちづくりになると、こういうことで始まったんではないかという素朴な疑問があるわけなんですが、その次に移りたいと思います。 更埴市時代からの誘致運動について伺います。 更埴市時代の期成同盟会及び議会特別委員会が鉄建公団やJR東日本長野支社、JR東日本本社、国土交通省に要望、陳情を行った際の回答、手応えはあったのでしょうか、これまで数回にわたる県議会の陳情採択、市議会の請願採択と決議が行われたにもかかわらず、なぜJRとの交渉が進展しなかったのでしょうか、伺います。 ○副議長(宮坂重道君) 北村企画政策部長。          〔企画政策部長 北村勝則君 答弁席〕 ◎企画政策部長(北村勝則君) 更埴市時代からの誘致運動についてでありますが、千曲市が誕生する平成15年までの旧更埴市の時代に、新駅誘致に関する市議会決議や市議会・期成同盟会による要望・陳情活動、陳情に対する県議会採択など行われてまいりました。 平成10年は期成同盟会がJR東日本長野支社に要望を行い、平成11年は市議会特別委員会が、鉄建公団北陸新幹線建設局とJR東日本長野支社に要望を行い、また、期成同盟会が鉄道建設公団北陸新幹線建設局に要望を行っております。そして、平成13年は市議会特別委員会がJR東日本本社及び国土交通省に要望しております。 いずれも要望に対する回答はなく、新駅誘致は長期の運動となる様相を見せておりました。 そのような中、平成12年には、それまで顧問としておられた吉村県知事がかわられ、田中県知事が同盟会への顧問には就任していただけなかったため、期成同盟会の活動は休止状態となり、JRとの交渉は進展しなかったものと考えております。 ○副議長(宮坂重道君) 荻原光太郎議員。          〔18番 荻原光太郎君 質問席〕 ◆18番(荻原光太郎君) 今の答弁のとおり、平成10年、11年、13年と、これがJR東日本長野支社、あるいは鉄建公団、あるいは北陸新幹線建設局に要望などを行っているんです。国土交通省にも、平成13年6月に陳情されている。この中で、平成12年からは期成同盟会が誘致運動が休止していると、それで14年に国交省監修の「解説 鉄道に関する技術基準(土木編)」が発刊され、停車時の車体の傾きに関する考え方が新たに示されたということで、今回の断念の原因になったわけでありますけども、これだけ陳情・要望活動をしたにもかかわらず、JRの東日本長野支社、あるいは鉄建公団、あるいは国土交通省に印象として残らなかったのか。一生懸命に説明をして、どうにかやってください。こういうことを印象に残るようにして、そういえば、あのとき千曲市が一生懸命に誘致運動、陳情に来てくれたんだな、そういうことが頭に残っていれば、この14年の土木編の停車時の傾き、車体の傾きに関する考え方が違って、お客さんのサービス低下につながる。あるいは、技術的に駅設置が困難だと、そういうことを教えてくれたんじゃないですか。どうですか、その陳情・要望の仕方、ただ、通り一遍にお願いします、お願いします、だけでなくて、もっと熱意を持って話を進めていれば、先方から、こういった変更があったからだめですよとは言わないまでも、何かしらのアクションがあったんではないか、それが残念に思えるんですが、いかがでしょうか。 ○副議長(宮坂重道君) 北村企画政策部長。          〔企画政策部長 北村勝則君 答弁席〕 ◎企画政策部長(北村勝則君) 平成4年から始まっております運動でございます、その間、先輩の皆様方、地域の皆様方、議会の皆様方、本当に御努力していただいて熱意を持って一所懸命やっていだたいたと、それが今日まで続いたんだというふうに思っておりますが、私どもも平成14年のときに、JRさんのほうからそういったような御説明があればという思いはございます。私どもも残念でございますが、それはどういう経過でそういったあれが出なかったのかは承知しておらないところでございますので、そこにとどめさせていただきたいと思います。 ○副議長(宮坂重道君) 荻原光太郎議員。          〔18番 荻原光太郎君 質問席〕 ◆18番(荻原光太郎君) JRの皆さんにしてみれば、JRのいろいろな情報というのが、9月議会にも申し上げましたけど、国の重要なインフラであるから、なかなか情報を民間に開示しないということをJRの方がおっしゃっているんです。ですから、何回も要望したけども、4回目にして、今回、初めて回答が来たと、これが非常に、もっと早く言っていただければという市の考えもわかるんですが、もう少し何とか印象に残るような、千曲市とJRとの関係、あるいは国交省との関係、そういったものをもっと密にしていれば、もう少し早くこういう情報を入手できたんじゃないかと、このように考えるわけであります。 それでは、3点目に移ります。 新駅予定地A案、B案は、いつ、どのように決まったのかという点であります。 十分な調査をもとに、このA案、B案が決まったのでしょうか、候補地として決まった条件は何でしょう。今回、「技術的に困難」とされましたけども、この大前提が間違っていたことへの責任の所在はどこにありますか。 ○副議長(宮坂重道君) 北村企画政策部長。          〔企画政策部長 北村勝則君 答弁席〕 ◎企画政策部長(北村勝則君) 新駅予定地A案、B案はいつ、どのように決まったかについてでありますが、五里ヶ峯トンネル坑口付近のA案、更埴インターチェンジ付近のB案については、当時の法的基準等をクリアしているということで適地となっております。 それから、責任の所在ということでございますが、平成14年当時、先ほどと繰り返しになりますが、期成同盟会活動も休止状態ということで、情報を入手する術がございませんでしたので、仮に、当時、技術的に可能かということで調査を行ったとしても、鉄道事業者が定めている実施基準は非公開でありまして、国土交通省の監修した「解説 鉄道に関する技術基準(土木編)」に示された考え方を、鉄道事業者--これ、建設主体と営業主体両方ですが--どのように判断するのかも非公開でありました。 鉄道運輸機構によりますと、新幹線を建設する際には、全てにおいて建設主体と営業主体が協議をして、合意を得なければ進めることができないと、カントについても全ての場所のカントについて協議をして決めているということですので、調査は困難であったというふうに考えております。 ○副議長(宮坂重道君) 荻原光太郎議員。          〔18番 荻原光太郎君 質問席〕 ◆18番(荻原光太郎君) A案、B案が決まったのは、コンサルか何かに依頼した結果でしょうか。 ○副議長(宮坂重道君) 北村企画政策部長。          〔企画政策部長 北村勝則君 答弁席〕 ◎企画政策部長(北村勝則君) 五里ヶ峯トンネルのA案につきましては、既に平成4年のころに鉄建公団さんのほうからレベルがゼロになっているので、ここには駅がつくれるという話を聞いておりましたので、ここはもう当初から最適地というふうに考えておりました。 それから、B案につきましては、平成8年度更埴市北陸新幹線請願新駅立地条件検討調査をコンサルタントに依頼しまして、その中で、そのもとにB案についても法的基準を満たす区間があるということで、追加してございます。 ○副議長(宮坂重道君) 荻原光太郎議員。          〔18番 荻原光太郎君 質問席〕 ◆18番(荻原光太郎君) 平成23年12月定例会の一般質問で、私の質問に対しまして当時の近藤市長が答弁されています。このときに鉄路の勾配であるとか、線形、構造など、こういった設置条件です、それから地元の合意形成、交通アクセス、土地利用、需要予測、波及効果や経済性などについて比較検討し、総合的な評価に基づき選定することが必要になりますが、最終的には、JRが新駅設置の可否も含め、設置位置についても判断することになりますと答弁をされておりまして、ここで、鉄路の勾配、線形、構造という文言が出てくるんです。ですから、この23年の答弁に際しまして、やはりこういうことを確認する必要があったんではないかとこう思いますが、いかがでしょう。 ○副議長(宮坂重道君) 北村企画政策部長。          〔企画政策部長 北村勝則君 答弁席〕 ◎企画政策部長(北村勝則君) そのときの当時の市長の答弁は、勾配と線形でございますから、これは平成4年当時の基準である勾配と線形のとおりであるということで、決してそれが停車時におけるカントの新たに加わった基準というふうには受け取ってございませんでしたので、当初どおりの法的な基準については、クリアしているというふうに受け取ったままであったというふうに考えております。 ○副議長(宮坂重道君) 荻原光太郎議員。          〔18番 荻原光太郎君 質問席〕 ◆18番(荻原光太郎君) つまりは、全てが、14年の条件の変更が情報が入ってこなかったと、これに尽きるということでよろしいでしょうか。 ○副議長(宮坂重道君) 北村企画政策部長。          〔企画政策部長 北村勝則君 答弁席〕 ◎企画政策部長(北村勝則君) 平成14年度に追加された基準を手に入れることができなかったということでございます。 ○副議長(宮坂重道君) 荻原光太郎議員。          〔18番 荻原光太郎君 質問席〕 ◆18番(荻原光太郎君) やはり先ほどの平成23年の6月の質問のときに、近藤市長が長野の支社長とお行き合いしたとこういうお話がありましたので、私が、「支社長とのお話の内容はいかがだったんですか」と、このように質問しましたら、「支社長とのお話しについては、今、申し上げるべきではありません」という答弁でございました。 このとき既に、もう無理だというようなJRからの回答があったんではないかとおもんぱかってしまうのですが、いかがでしょうか。 ○副議長(宮坂重道君) 北村企画政策部長。          〔企画政策部長 北村勝則君 答弁席〕 ◎企画政策部長(北村勝則君) JR長野支所との協議の中でも、この駅設置に関する権限は長野支社長ではなくて、本社の担当する部局のほうで直接行っているということでございましたので、そのようなことはないかと思います。 ○副議長(宮坂重道君) 荻原光太郎議員。          〔18番 荻原光太郎君 質問席〕 ◆18番(荻原光太郎君) そうしますと、私が9月の一般質問でお聞きした、本社に回答を求めなくてもよいのかということには、長野支社からの回答が来るからそれでいいのだと、そういう答弁がありましたが、ちょっと整合性がないかと思いますが。 ○副議長(宮坂重道君) 北村企画政策部長。          〔企画政策部長 北村勝則君 答弁席〕 ◎企画政策部長(北村勝則君) 私ども協議している内容は、逐次本社の担当部の上のほうまで行きまして、そこの決定があって、その指示がおりて長野支社の名前で出されるというふうに説明を受けております。 ○副議長(宮坂重道君) 荻原光太郎議員。          〔18番 荻原光太郎君 質問席〕 ◆18番(荻原光太郎君) 4回目の要望書提出でようやく回答が来たと、この理由についてどのようにお考えですか。 ○副議長(宮坂重道君) 北村企画政策部長。          〔企画政策部長 北村勝則君 答弁席〕 ◎企画政策部長(北村勝則君) 長年にわたります、賛同をいただきました皆様方の御尽力、それによりまして県下18市の市長様、それから議長様、そして、知事の顧問就任という全県的な大きなうねりができまして、そして、ようやくJRさんも交渉のテーブルに着くというふうに至ったと、結果的には大変残念な結果となったんですが、そういった皆様方の御尽力によりまして、こういった形になったというふうには思っております。 ○副議長(宮坂重道君) 荻原光太郎議員。          〔18番 荻原光太郎君 質問席〕 ◆18番(荻原光太郎君) それでは、岡田市長にお聞きするんですが、平成23年の9月定例会での一般質問で、当時、市長が総務部長でいらっしゃったときの答弁であります。「JR東日本、あるいは県との協議でございますが、今年に入りまして、これまでの新駅誘致活動の経過を説明するとともに、今後のスケジュール、新駅の役割、新駅設置の時間短縮効果、新駅の位置及び周辺のまちづくりイメージなどにつきまして意見交換をしてまいりました」意見交換をされているわけですね、それで、「さまざまな課題がありまして、ハードルが高いということは、JRも県も私どもも確認をしたところであります」と、「中身につきましては交渉途中でありますので、結論は出ておりませんけれども、県内交通ネットワークの中で、全体において利用者拡大につながるかが一つのかぎを握るかなというふうに思っております」と、その後JRと逐次話をしていきたい旨の答弁がございました。 こういったことが実際にされていらしたのかどうか、お尋ねをいたします。 ○副議長(宮坂重道君) 岡田市長。          〔市長 岡田昭雄君 答弁席〕 ◎市長(岡田昭雄君) 私も、当時、総務部長だったんですが、そのころのJRに行ってきています。行きますと、話は聞いてくれるんです。なかなか核心に触れてくれませんけれども、こういう状況にあるということで、向こうの企画部の方々には話をしたという経過がございますが、ただ聞くだけでございまして、どうしようという話はありません。当時も県も一緒にという話がありまして、そのことがずっと、知事さんに同盟会に入ってもらわないと難しいなと感じた第一歩だったかなというふうに、私自身は思っております。 ○副議長(宮坂重道君) 荻原光太郎議員。          〔18番 荻原光太郎君 質問席〕 ◆18番(荻原光太郎君) それでは、4点目です。まいりたいと思います。 JR長野支社と定期的な会合を持っていたが、話題としなかったのか、今、ちょっと触れてしまいましたけれども、JR長野支社及びしなの鉄道との定期的な会合を持っていらっしゃったと思います。その席で新駅を話題にしなかったのかどうか、これをお尋ねします。 ○副議長(宮坂重道君) 岡田市長。          〔市長 岡田昭雄君 答弁席〕 ◎市長(岡田昭雄君) JR長野支社との定期的な会合、これは観光交流なんです。ですから、JRの営業部とJR東日本長野支社の営業部との打ち合わせでありまして、これは毎年行っております。 長野支社長は、千曲市にだけはどういうわけだか出席していただきます、懇談会のときに。あと懇親会あるわけでありますが、そのときにも、この話は基本的に出さないでほしいという意向があったわけでありますが、支社長には私のほうから、宴会の中でありますけども、何とかしてほしいと、回答も出したっていいじゃないかって言う話を何度もさせていただきましたけども、それにとどまっておりまして、全体的には観光の話でありますから、違う話をするわけにはいきませんので、まずは観光と、やはり畑違いの話でありますので、議論は深まらなかったということであります。 ○副議長(宮坂重道君) 荻原光太郎議員。          〔18番 荻原光太郎君 質問席〕 ◆18番(荻原光太郎君) 前長野支社長さん、大変にざっくばらんな方で、いろいろとお話しを私も伺いました。その中で、やっぱり本心を話せない、核心に触れてはまずいというようなそういったことがあったんですかね。やはり、かなり難しい困難な事業だったというふうに感じるとこであります。 それでは、次にまいります。 5点目、市の交渉能力の強化を図るべきだということでございます。 JRに要望書を4回提出し、ようやく回答文書を得たということでありますが、非公式にでも感触を確かめる方法はなかったかどうか、今までるる申し上げてまいりました。今後、さまざまな事業を行う上で、国や県などとの協議、交渉を行うことが多々あると思いますが、理事者をはじめ、市職員の交渉能力を高めるべきと思いますが、お考えを伺います。 ○副議長(宮坂重道君) 岡田市長。          〔市長 岡田昭雄君 答弁席〕 ◎市長(岡田昭雄君) なかなか交渉というのは難しいです。なかなか行政職員、私どもも含めてそうなんでしょうけども、正直なところがあって、このなかなか交渉が難しいというふうに思っておりますが、今回、こういった状況の中で、担当の部長、課長、係長、職員、本当によくやっていただきました。これは大変だったかなと思っています。 そういう意味では、逆にある意味、市の職員の交渉能力の高さゆえに回答が--実は、JRからの出す回答っていうのは、ほとんどまれだそうであります。これ、県で課長に確認しましたけど、まず、回答出ることはない。よくぞここまで回答出したっていうのが、県のトップの考え方でありました。そういった意味では、職員の能力の向上も含めてなんでしょうけども、よく頑張ってくれたなっていうふうに思っておりますし、これからも、職員のそういった能力形成をしっかりとやっていかなければいけないかなというふうに思っております。 ○副議長(宮坂重道君) 荻原光太郎議員。          〔18番 荻原光太郎君 質問席〕 ◆18番(荻原光太郎君) 民間企業の営業マンだと、もう何回も何回も足しげく通って、信頼関係を築くところから始まるんですけども、そのような努力をされているとは思いますが、一層の努力をお願いしたいと思います。 時間がございませんので、次に、大項目の2点目に入ります。 入湯税の使途についてお伺いいたします。 入湯税の使途状況と充当割合についてであります。 本市においては、入湯税の使途状況は環境衛生施設の整備に40%、消防施設等の整備に10%、観光振興、これは観光施設の整備を除くものに50%が毎年充当されております。 また、それぞれの整備費の一般財源のうち、入湯税充当額は環境衛生5.2%、消防施設0.9%、観光振興38.1%となっております。整備費全体の5%が入湯税が使われているということでございます。 これらの充当割合と一般財源のうち入湯税充当額の算出根拠はどのようになっておりますが、伺います。 ○副議長(宮坂重道君) 大内総務部長。          〔総務部長 大内保彦君 答弁席〕 ◎総務部長(大内保彦君) 入湯税の使途状況と充当割合ということでございますが、議員も御案内のとおり、入湯税というのは目的税でございまして、地方税法で、その使途について定められております。それによりますと、観光の振興、観光施設の整備等、また環境衛生施設や消防施設の整備、こういったところに充てることが決まっております。 当市における充当割合の根拠ということでございますが、議員、先ほど言われましたとおり、市のほうでは、市の現状を総合的に判断いたしまして、入湯税の収入先であります温泉観光を第一に考えて、収入額の50%を観光の振興ということで観光関係のほうに重点的に充当しております。 さらに、環境保全の観点、し尿処理やごみ処理、こういったことに40%、安心安全なまちづくりの観点から消防車両の購入等でございますが、消防施設の整備に10%を充当しているところでございます。 また、それぞれの事業の一般会計へのうち入湯税の充当割合につきましては、今のこの割合で充てられた金額を一般財源に入れておりますので、年度によりばらつきがありますが、平成28年度決算で申し上げますと、観光関係で35.0%、額にして3,412万円、環境衛生関係の整備につきまして5.8%、額にして2,729万6,000円、消防関係に1.1%、額として682万4,000円を充当しておるところでございます。 これは、県下19市の関係、全て把握しておりませんが、温泉地を抱える類似の市とほぼ同じような感じではないか考えております。 ○副議長(宮坂重道君) 荻原光太郎議員。          〔18番 荻原光太郎君 質問席〕 ◆18番(荻原光太郎君) 入湯税、お客さんからいただくもの、この充当の使途、これがごみ処理あるいはし尿処理、それから安心安全の消防施設、これはやはりお客さんもそういったごみを出したりするわけですから当然ですよね。 一般市民の皆さんも、こちらにいらっしゃる皆さんも、これは泊まりに行ったり食事をすると入湯税をお支払いするわけです。それは入湯税を徴収している市町村、していない市町村、これはごみ処理、し尿処理、消防施設、全てどこもやらなければならない事業なんですけれども、それを泊まったお客さんがどの割合でそこへ負担するかという、この割合をもっと観光に使えとか、そういったお話も出てきているわけであります。 2点目にも入りますけれども、観光振興への重点配分の考えはないかということで、一例を挙げますと、群馬県みなかみ町ではDMOみなかみ町観光協会に入湯税の80%を充当しているんです。 本市のDMO信州千曲観光局、今年発足しましたけれども、何かというとちょっと予算不足、お金がないということで四苦八苦している感じがあるわけです。 ですから、この千曲観光局が十分な活動ができるように、観光局への観光宣伝委託料や運営交付金の増額をするお考えがないかお伺いいたします。 ○副議長(宮坂重道君) 大内総務部長。          〔総務部長 大内保彦君 答弁席〕 ◎総務部長(大内保彦君) ただいまの観光振興のほうへ少し多くどうかということでございますが、議員御指摘のとおり、みなかみ町、そこのほうのDMOみなかみ町観光協会に入湯税の80%を充当しているという御指摘をいただいたところでございますが、全国のDMOの状況を調べますと、DMOの設立目標の一つの柱でございます「稼げる地域づくり」、この観点から、行政からの補助金に頼らず、事業収益等の安定資金を確保して自立的に運営を行い、そして成功をおさめている事例も数多く見受けられるところでございます。 信州千曲観光局につきましては、発足して8カ月余り経過したところでございますが、現状は初年度ということもありまして、安定した運営段階へ移行し、軌道に乗るには、ある程度の時間も費用も必要であることは推測しておるところでございます。 したがいまして、市からの一定の支援は必要だと考えております。 現在編成中の来年度予算の中で、担当の経済部とも協議の上、事業執行への支援が必要と認められる経費につきましては、こちらといたしましても予算化するとともに、早期に観光局が安定的・継続的な運営を行えるよう、引き続き支援を行ってまいりたいと考えております。 なお、先ほど答弁申し上げましたとおり、入湯税につきましては、現在も観光振興に配慮してございますし、また観光客を増やすためには、議員もおっしゃいましたが、環境面の向上、きれいなまちをつくって、しかも安心安全なまちをつくらなきゃいけないということですので、現状の配分で継続していきたいと思っております。 ○副議長(宮坂重道君) 荻原光太郎議員、残り2分25秒です。          〔18番 荻原光太郎君 質問席〕 ◆18番(荻原光太郎君) それでは、観光局、軌道に乗るまでしっかり支援をしていただきたいと、こんなふうに思っております。 では、大項目の3点目に入ります。 住宅宿泊事業法いわゆる民泊新法への対応であります。民泊新法への所見を伺います。 大都市ではインバウンド観光の増大に対し、宿泊施設が不足する状況となり、一般住宅に有料で観光客などを泊める民泊の営業ルールを定めた住宅宿泊事業法、民泊新法が来年6月に施行されます。 既に都市部では民泊施設が急増し、中には届け出をしない闇民泊もあり、騒音やごみ出しのルールを守らないなど、生活環境の悪化が問題となっております。 ホテル・旅館などの宿泊業者は、保健所、警察、消防などの許認可を受けて営業しており、宿泊者の安心安全も担保されているが、民泊には厳しい基準がありません。民泊についての所見をお伺いいたします。 ○副議長(宮坂重道君) 半田経済部長。          〔経済部長 半田敏幸君 答弁席〕 ◎経済部長(半田敏幸君) 民泊についての所見でございます。 2020年に東京オリンピック・パラリンピックが開催されることになっております。さらに多くの外国人の旅行客を受け入れなければならないということでございます。 民泊は観光先進国の実現を図る上で、大都市部での宿泊需要の逼迫の状況の対応や、急増する訪日外国人観光客のニーズのための従来の旅館業法の範疇に当てはまらない新しいビジネスでございます。 観光をする人にとっては費用を抑えることができて、民泊を経営する人が収入を得ることができるという双方のメリットがございます。また、地域での観光客が増えることから活性化につながってまいります。 しかしながら、無許可で旅館業を営む違法民泊への対応や地域での騒音をめぐるトラブルをはじめ、宿泊者の安全確保などまだまだ多くの課題がありますし、千曲市におきましても、基幹産業の一つであります観光業に携わっている観光事業者に影響を与えることになるものと認識しております。 ○副議長(宮坂重道君) 荻原光太郎議員、残り1分19秒です。          〔18番 荻原光太郎君 質問席〕 ◆18番(荻原光太郎君) 所見はわかりました。 それでは、2点目の県の調査への回答について伺います。 県は各市町村の意見を聞いた上で、2月県議会に条例案を提出する方針でありますが、本市での意見はどのようなものであったのでしょうか。 宿泊業者などの参考意見を聴取したのでしょうか。生活環境の悪化だけでなく、前項で述べた許認可の不公平な点や税制、さらには大項目2の入湯税の使徒で上げた環境衛生、消防、観光振興などの負担がない点なども、意見として県に提出するべきと考えますがいかがでしょうか。 ○副議長(宮坂重道君) 半田経済部長。          〔経済部長 半田敏幸君 答弁席〕 ◎経済部長(半田敏幸君) 県への調査の意見についてでございます。 県は、規制を求める市町村に対して、区域や期間といった具体的な要望を個別に聞き取り、条例案の内容を具体化したいと聞いております。 この条例を制定する場合、県条例の中に規制する区域と期間を書き込む仕組みとなっておるため、市町村や関係業界の考え方を聞き、条例制定の要否も含めて検討していく意向があります。 11月に、県の観光部国際観光推進室と健康福祉部食品・生活衛生課連名で住宅宿泊事業法の18条に基づきました県条例による規制項目についての市町村のアンケート調査がありました。 項目は4つございまして、1つは学校・保育所の近辺における規制、2つ目、別荘地における規制、3つ目、山間狭隘地における紅葉時期等の規制、4つ目、その他でございます。いずれも生活環境の悪化が合理的に認められる場合や生活環境を損なうことが認められる場合という内容になっております。 回答は3つございまして、必要、必要でない、どちらとも言えない、でございます。3択制でございました。 このアンケートが、現段階の考え方を11月21日を期限としてありまして、意見については時間をかけて検討する必要が千曲市はございますので、今回は回答は申し上げてございません。 今後は、県と規制すべき区域・期間について個別に相談・調整していく予定がございます。 なお、千曲市から宿泊業者への意見聴取につきましては、旅館組合連合会役員会に投げかけをしてございます。 この住宅宿泊事業の実施によって、生活環境の悪化のおそれがある区域は何らかの規制が必要と思っております。 規制の程度によっては、既存の旅館やホテルなどへの影響を懸念する宿泊観光業会と空き室の稼働増につなげたい不動産業者では、規制に対する考え方に違いがあります。 どれだけ柔軟に対応できるかが課題と考えており、生活環境の悪化以外の点につきましても、意見集約があった場合は県に伝えてまいります。 なお、県に確認しておりますけれども、県では今後担当を決めて個別に意見聴取をする方向でございます。 仮に旅館組合連合会などからも意見を聴取できればと思って、うちのほうからは関係者との意見交換をしたい旨、県のほうに対応を申し込んでございます。 ○副議長(宮坂重道君) 荻原光太郎議員。          〔18番 荻原光太郎君 質問席〕 ◆18番(荻原光太郎君) アンケートは設問だけで、自由記述というのはないんでしょうか。 もし意見として出すときがありましたら、観光客の皆さんは、入湯税でごみ処理、それから消防にもお金を出していく、それが全然負担がなくて、そういう人たちが泊まってしまうわけです。その辺も十分にお話していただければと思います。 あるいは固定資産税、一般住宅と店舗やホテル・旅館、違いますよね、税率が違う点、そういった点をしっかり説明していただくことも必要かと思います。 熱海市では別荘税というのを課税しているんです。ですから、入湯税--。 ○副議長(宮坂重道君) ここで15分間休憩いたします。                             午後2時40分 休憩---------------------------------------午後2時55分 開議 ○議長(和田重昭君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 続いて、8番、前田きみ子議員。          〔8番 前田きみ子君 質問席〕 ◆8番(前田きみ子君) 議席番号8番、前田きみ子です。私は日本共産党千曲市議団の一員として、千曲市総合福祉センター、国保の広域化、競輪場外車券売り場の3点について質問いたします。 大項目1、千曲市総合福祉センターについてです。 千曲市合併の年、平成15年に、新市まちづくり計画では、千曲市総合福祉センターの建設が具体的施策として位置づけられていました。 しかし、平成23年12月議会において、上山田健康福祉センターを、総合福祉センターを含む施設としてふれあい福祉センター条例を制定したという経緯があります。 合併時、いや、合併前から、福祉団体は市総合福祉センターを強く要望し、どういう施設がよいか、県内・県外に視察に行きました。集う場所、会議を開く場所、悩みを打ち明ける場所として、市総合福祉センターの建設が実行されるものと信じていました。 しかし、市総合福祉センターは、合併前から要望していた内容より、ふれあい福祉センターとしては規模も小さくなりました。 また、更埴老人福祉センターは、趣味や娯楽、多くの活動をする場所、入浴の場所として、年間延べ利用人数が2万人でしたが、閉鎖・解体され、今後、建設もしないとの方針です。 今まであった機能がなくなり、団体の活動は日に日に狭まれてきました。例えば、ある団体のカラオケ活動は場所が移動し、ついにはカラオケのお店でお金を払っての活動です。 市内に住む親しい人たちが互いに集い、顔を見て話をする、声を出す、これは大事な生きがい活動です。なぜ、こんな場所がなくなってしまったのか。 障がい者団体にとって、活動場所はどこでもよいというわけにはいかないのです。施設整備や交通の問題、特に巡回バスは、更埴市役所と新建設の庁舎に集中しているほとんどのバス路線であるからです。 市の見解と「総合福祉センター機能を含む」とはどういうことですか、お聞きいたします。 ○議長(和田重昭君) 答弁を求めます。 荒川健康福祉部長。          〔健康福祉部長 荒川愛子君 答弁席〕 ◎健康福祉部長(荒川愛子君) 前田議員さんよりいただきました千曲市総合福祉センターについての見解は、また、総合福祉センター機能を含むとはどういうことかについてでございますが、総合福祉センターにつきましては、第二次千曲市総合計画の中で、福祉サービスの拠点機能の充実を基本施策の一つとしまして、市では地域福祉の総合的な拠点機能を持つ施設の存続、充実を図ることとしております。 具体的には、現在のふれあい福祉センターがそれに該当することから、ふれあい福祉センターの存続と充実に取り組んでいるところです。 また、「福祉センター機能を含む」の福祉センター機能とは、千曲市ふれあい福祉センター条例にございます第1条でありますが、ふれあい福祉センターで行っています業務の維持・存続を意味しております。 ○議長(和田重昭君) 前田きみ子議員。          〔8番 前田きみ子君 質問席〕 ◆8番(前田きみ子君) 小項目2に移ります。 地域福祉の拠点としての位置づけはについてです。 2年前、平成27年9月議会の私の一般質問に、市は総合福祉センターの機能を有する何らかの拠点的なものは必要と答えていただいています。 また、今月の市報12月号とともに配布された社協だよりには、10月5日に、社会福祉協議会からは、財政基盤の確立と施設整備について、4点の要望書が市長に出されております。特に、地域福祉の拠点となる総合福祉センター的な機能を有する施設整備についての項目が明記されております。 施設整備については、ふれあい福祉センターの看板を社会福祉協議会に設けるのではなく、他市にあるように総合福祉センターが必要です。地域福祉の拠点としての位置づけについてお聞きいたします。 ○議長(和田重昭君) 荒川健康福祉部長。          〔健康福祉部長 荒川愛子君 答弁席〕 ◎健康福祉部長(荒川愛子君) 地域福祉の拠点としての位置づけを市はどのように考えているかについてでございますが、先ほどお答えしましたように、現在のふれあい福祉センターを地域福祉の拠点的な機能を有する施設として捉えております。 今後、千曲市公共施設等総合管理計画に基づき、社会福祉協議会の施設整備とあわせ、総合的な見地から施設の充実を図ってまいります。 また、時間外や休日等の使用に関しましては、ふれあい福祉センター及び社会福祉協議会、両施設の運営方法や管理方法など、現時点では定まっておりませんので、今後、両施設の整備構想や運営方針などが定まった時点で、受託者と協議をしながら考えてまいります。 ○議長(和田重昭君) 前田きみ子議員。          〔8番 前田きみ子君 質問席〕 ◆8番(前田きみ子君) 地域福祉の拠点としての位置づけについては、社会福祉協議会と、それから、福祉センター的な機能を持つことの両者の話し合いということですが、第1項目にありましたように、その活動がどんどん狭まれてきているというのは事実です。 更埴老人福祉センターの中にも社協がありまして、その中でもボランティアの協議会の団体とか、その他いろいろな施設が入っておりました。その中でのいろいろな活動も、あの老人福祉センターは畳の間で暑いところでありましたが、いろんな活動がなされていました。 かつて、更埴時代に「ふれあい広場」というのがありました。あそこを拠点にして更埴市の福祉団体が大勢参加し、そこで更埴市の人たちがみんなで集まっていろんなことを交流する、その場としては全国的にすばらしいものだと視察に来るほどでした。 しかし、老人福祉センターがなくなり、社協も上山田のほうに移り、杭瀬下にある福祉センターはなかなか利用ができない、そういった状況です。 障がい者団体の皆さんの合併前からの市総合福祉センターが欲しいという要望は、団体の皆さんの声をなかなか受け入れられずに、ふれあい福祉センター条例というものができて、狭い、使いづらい中で行われているというふうな状況があります。 屋代駅には、バリアフリーのエレベーターが設置されました。障害者差別解消法の中で私たちができること、一つ一つを訴えてやってきたこと、それがなかなか市の中では認めてもらえないという現状があります。 「ふれあい福祉センター」ができた、そのことの意義というのは、質問の項目には入っていませんが、もしわかったら教えてください。 ○議長(和田重昭君) 荒川健康福祉部長。          〔健康福祉部長 荒川愛子君 答弁席〕 ◎健康福祉部長(荒川愛子君) ふれあい福祉センターの、23年の12月に条例を定めております。 その中におきましては、地域の拠点として、内容につきましては各種の相談に応じる、そのほか、交流の場としての提供をしていくというところでうたわれております。 その文言につきましては、今後も移転を含めたことは予定をしておる中ですが、きちんと条例に掲げられているものにつきまして全うできるよう、今後、協議していきたいと思っております。 ○議長(和田重昭君) 前田きみ子議員。          〔8番 前田きみ子君 質問席〕 ◆8番(前田きみ子君) ふれあい福祉センターが、新庁舎を建設するに当たっていろいろなところに分かれてしまったというふうな状況もありますし、使いづらくなったという状況は確かです。そのことをもう一回申し伝えます。 では、小項目3に移ります。 福祉団体の要望についてです。杭瀬下にありますふれあいセンター更埴は、福祉センター機能を有する施設ではなく、元JAの建物だった場所に無理やり入っています。更埴地方の福祉センターと言うには、目の不自由な方や体が不自由な方には使用できない建物、施設です。 そして、上山田にあります千曲市ふれあい福祉センターは、多くの福祉団体には施設が利用しづらい場所です。 利用者の声を聞く姿勢が求められています。ふれあい福祉センター条例の中でどのように障がい者団体の人たちの声、福祉団体の声が、聞いてこのような形になったのか、私も定かではありませんが、今の状況は本当に使用しづらい、これが現状です。もう一度この要望についてお伺いいたします。 ○議長(和田重昭君) 荒川健康福祉部長。          〔健康福祉部長 荒川愛子君 答弁席〕 ◎健康福祉部長(荒川愛子君) 市は福祉団体の要望をどのように考えるかについてでございますが、これまでも一部の福祉団体様より、福祉センターへの要望等をいただいておりますが、その都度、懇談などによってお答えをしてまいりました。 今後、ふれあい福祉センターのあり方につきましては、戸倉庁舎への移転も含め、検討を進める中で、福祉団体の皆様が共同で利用できるような機能とスペースを設けるなど、対応を協議してまいりたいと考えております。 ○議長(和田重昭君) 前田きみ子議員。          〔8番 前田きみ子君 質問席〕 ◆8番(前田きみ子君) 公共施設の後利用計画の中で、戸倉庁舎にふれあい福祉センターをもっていくというふうなお話であります。 戸倉庁舎が、1階からは確かにエレベーターがあります。その中で社協がある、その中で総合福祉センターを含む機能というふうなことでありまして、戸倉庁舎4皆まで全部の建物が福祉センターになるわけではない、社協が事務局を持って老人クラブ連合会や、それからほかの福祉団体との、それから相談事業、その他もろもろ、社会福祉協議会が入り、そして、その一角にふれあい福祉センターが入る、そんなふうに考えられます。 私たちは、誰もがこの千曲市で安心して暮らせるために、どんな福祉センターが欲しいのかということをずっと検討してきました。会議ができる場所、そして集える場所、あるいは講演会ができる場所というふうな声もありました。 今、福祉団体はそれぞれ個々の場所を使ってやっていまして、市総合福祉センターとしての機能は余りできていないのが現状です。 福祉団体が毎月発行する新聞はどこでコピーするのか、七瀬にあります長野市総合福祉センターに行って、夜まであいてるからコピーをしてくるんだよ、利用も安いよというふうなお話も聞きます。 かつて、老人福祉センター内にはコピー機がありましたので、そこで月1回発行の障がい者団体の新聞発行は賄えておりました。しかし、それも今はできておりません。 また、各団体の荷物はどこに置くのか、自宅に置いて一室を全部その事務書類で占めている、これが今の現状です。 この福祉団体の要望について、今後、市庁舎も新しくなりますので、いろんな意味で当事者の声を聞く、そういった姿勢をぜひ考えていただきたいと思います。 そして、今の部長さんの答弁の機能とスペース、これは十分に確保されるのでしょうか、お聞きいたします。 ○議長(和田重昭君) 荒川健康福祉部長。          〔健康福祉部長 荒川愛子君 答弁席〕 ◎健康福祉部長(荒川愛子君) 機能とスペースの確保についてでございますが、現在、戸倉庁舎後利用として、そこをふれあい福祉センターとして位置づけていく中で、許される限り、今あるスペースの中で確保してまいりたいと考えております。 ○議長(和田重昭君) 前田きみ子議員。          〔8番 前田きみ子君 質問席〕 ◆8番(前田きみ子君) 平成23年、私は議員ではありませんでしたので、そのときの条例はわかりませんが、市長にこの今の福祉行政について、いったん端に置かれてしまっているというふうに感じます。 団体への補助金も年々減らされているという状況の中で、千曲市は建設のほうに大きな力がいっているのではないか、そんなふうに--私たちのことを考えてよ、ある人は、大きい庁舎よりも私たちのほうのことを考えてくれないかなという声を2人の方から伺いました。市長の御見解をお聞きいたします。 ○議長(和田重昭君) 岡田市長。          〔市長 岡田昭雄君 答弁席〕 ◎市長(岡田昭雄君) 確かに、今、障がい者の方々に大変不便な思いをさせていることは承知しています。 実は、市も公共施設、庁舎、体育館、戸倉中学校を含めて耐震化で精いっぱいなんです。耐震化は、いつ地震が来るかわかりませんので、早急な整備をしているところでありますが、おかげさまで、今の工事が終わればほぼ耐震化ができてくるなというふうに考えております。 そういった中で、今まで分庁舎方式、大変不便なんですね、これを一つにまとめるということで、空いた庁舎、特に戸倉庁舎でありますが、今までのように社協も福祉団体も一緒になって、その中で福祉活動ができるような環境をつくっていきたいなと思っておりまして、戸倉庁舎をどうやってこれからふれあい福祉センターあるいは社協の事務所として使っていくかということはあると思っておりまして、これについては、今、担当課を中心に検討をしておりますので、また皆さん方にいずれ御相談しながら、使いやすい施設になればいいなというふうには思っております。 ○議長(和田重昭君) 前田きみ子議員。          〔8番 前田きみ子君 質問席〕 ◆8番(前田きみ子君) 使いやすい施設にぜひしていただきたい、夜間もコピーができる、働いている方にとっては、長野市の七瀬ある長野市の福祉センターのほうに行ってコピーをしたりとか、そんなふうにこの千曲市でない場所での施設利用をしているのが実態ですので、ぜひ機能とスペースについては十分に検討をしていただきたいと思います。 大項目2に移ります。 平成30年度の国保広域化について、保険料の徴収についてです。 平成30年度4月から、国民健康保険の財政運営を市町村から都道府県に移す、千曲市から長野県に移すことになります。 国民健康保険料は、市町村が集めた保険料から県に納付金を払う100%納入が義務づけられています。 平成29年1月の第2回試算、29年7月の第3回試算、ここでは公費拡充が行われ、続いて11月の秋の試算、先ごろですが、秋の試算で仮係数が長野県から出されました。 追加公費1,700億円のうち一部1,500億円を反映するとしています。普通調整交付金暫定措置250億円、子供のためのお金、特別調整交付金ですね、そして保険者努力支援金などが示されています。 平成30年1月には保険料が算定されるようです。千曲市の国民健康保険料の徴収についてお聞きいたします。 ○議長(和田重昭君) 大内総務部長。          〔総務部長 大内保彦君 答弁席〕 ◎総務部長(大内保彦君) 国保の広域化に伴います保険料の徴収についてお尋ねをいただきました。 国保料、これは千曲市では国保税でありますが、広域化になっても賦課・徴収は市町村で行うことになっておりまして、その面では現在と何ら変わりはないことでございます。 議員のほうから、広域化によりまして国保税が上がってしまって、それを払えない滞納者に対し財産の差し押さえだとか、厳しい状況が発生するんではないかと、そのような懸念を御指摘いただいたところでございますが、市といたしましては、広域化になったとしても徴収方法をより厳しくする等は現在考えておりません。 税でありますので、公平・公正、こういう観点に立ちまして、今後も適正な賦課・徴収に努めてまいりたいと思っております。 また、国保税に限らず、税金等におきまして納入が困難であると、そのような状況がある、特別な事情がある場合には早目に相談をいただきたいと思いますし、また、その点につきましてはさらに広報に努めてまいりたいと思っております。 ○議長(和田重昭君) 前田きみ子議員。          〔8番 前田きみ子君 質問席〕 ◆8番(前田きみ子君) 総務部長の御答弁をいただきましたが、厳しく徴収する考えはないということでした。 しかし、国保税に限らず、市民税など、今、私のところにもたくさんの相談が来ています。払えなくて困っている、差し押さえが来ているというふうな方、今、総務部長のお話の中にも、その内容について市民により広く深く知らせる、よりわかりやすく知らせる、市民税というのは絶対必要なものだよ、払わなければ滞納してしまうよというふうなことについて、なかなか私たちはそういう税についての教育をされてきませんでしたので、払わなくてもそのままいってしまうのかなというふうな思いが確かにあるような気がします。 そして、監査委員さんからは、公平性を保つためには、差し押さえ、あるいは訴訟までもというふうな、公平性のためには必要なことなんだということも言われています。 広域化で100%県に納入しなければならないということは、市は国保税をしっかり払ってもらったお金で100%県に納入しなければならない、そこで、やはり9月議会でも話しましたが、強制的というか、払わない人に対しての差し押さえは厳しくなっていると思います。払えないということの意味が、今までとまたちょっと変わってきていると思います。 広報で税を払うことの意義をしっかり教えていただいて、そして、払わなければどんどん滞納になってしまうんだよというふうなことも、ぜひぜひ広報等で知らせていただきたいと思います。 小項目2、国保料の徴収について。 厚生労働省は、標準保険料率は保険料算定の参考にはなるが、実際に賦課・徴収する保険料率を決めるのは市町村としています。 平成30年度に関しては、被保険者一人一人が受けられる保険料負担という観点から、法定外繰り入れのほか、財政調整基金の取り崩しや保険料の算定方式、応能・応益割合、保険料の賦課限度額、個別の保険料減免などについて、財政責任の一端を担う市町村の立場で激変を生じさせない配慮を求めるとあります。 広域化による国保加入者であります中小業者、農業従事者、非正規雇用を余儀なくされている市民が、千曲市が激変緩和措置をしても厳しい状況が生まれることは必須です。 お聞きしますと、千曲市では、この広域化により5%の値上げというふうなお話もお聞きしておりますが、値上げの方策をとらないこと、つまり法定外繰り入れや財政調整基金の取り崩しなど、千曲市の健康保険料の値上げをしないことが、市民の払える額の保険料にするという必要があります。広域化に伴う保険料はどうなりますか、お聞きいたします。 ○議長(和田重昭君) 荒川健康福祉部長。          〔健康福祉部長 荒川愛子君 答弁席〕
    健康福祉部長(荒川愛子君) 保険料の徴収についての市の考えを問うについてでございますが、国民健康保険制度におきましては、制度改革により、平成30年度より、各都道府県が財政運営の責任主体となって市町村とともに財政運営を行うこととなっており、各市町村は来年度から県全体の保険給付の財源として、県が示す国保事業費納付金を納めるため、国保料を徴収する仕組みとなります。 市町村ごとの国保事業費納付金は、被保険者数、所得水準及び医療費水準をもとに案分され、保険料が増加する市町村に対しては県費等により激変緩和措置が行われることとなっております。 また、一般会計からの法定外繰り入れの解消としまして、国は平成27年度から国保への公費拡充を行っているほか、平成30年度、来年度にはさらに追加公費の投入を行うことから、保険料の急激な上昇は抑制される見込みとなっております。 しかしながら、国はこうした公費の投入によっても保険料の急激な増加を避けることができない場合には、必要に応じて法定外繰り入れの維持も含めた検討を要請しているところでございます。 千曲市の国保税につきましては、平成26年度に改正以来、据え置きとなっております。また、平成27年度から、先ほども申し上げましたとおり、公費の拡充もあり、一般会計からの法定外繰り入れを行うことなく運営することができております。 本来、国保をはじめとする医療保険制度は、相互扶助、また共済の精神のもと、受益者負担であります保険料と定められた公費によりまして運営するべきものであり、千曲市においてもその本旨に基づき、来年1月、年明けまして中旬過ぎ、県から示される納付金の確定額によりまして、実際の被保険者に賦課する保険税に激変が生じないよう、丁寧に審議しながら、国保税の検討を行っていく予定でございます。 ○議長(和田重昭君) 残り1分44秒です。          〔8番 前田きみ子君 質問席〕 ◆8番(前田きみ子君) 千曲市は国保税ということで3年の改定でしたが、広域化があって4年値上げをしなかった。しかし、また来年の1月、3月の条例で、またそこで値上げをぜひしないようによろしくお願いいたします。 大項目3に移ります。 競輪場外車券売り場について、第二次総合計画に反しないかです。 第二次総合計画、第2章「安心して子育てができ、のびやかに育ち学べるまち」、2章の1「安心して子育てができる環境をつくる」、第5章「輝かしい歴史文化や美しい自然を未来に継ぐまち」と基本計画に定められています。 美しいまちの保存は市の課題であります。市としての整合性はありますか。 小項目2も続けて、議長、お許しいただければ、いいでしょうか。 ○議長(和田重昭君) どうぞ。 ◆8番(前田きみ子君) 小項目2、場外車券売り場設置により、ギャンブル依存症が発生し、さまざまに問題を引き起こしていることは、新聞・テレビの報道により多くの皆さんが承知しているところです。 ギャンブルをすることによって高揚感が高まり、のめり込んでしまい、やめようと思っても制止がきかなくなる精神疾患です。 本人のみではなく、家族、親戚にも大変厳しい状況が生まれます。ギャンブル依存症を治療する専門医は千曲市にはいません。長野県下でもなかなか治療は困難です。 最悪のケースも考えられます。設置によって、市民・県民に起こる最悪の状態を回避する責任は市にあると思います。整合性と市の責任についてお聞きいたします。 ○議長(和田重昭君) 上條市民環境部長。          〔市民環境部長 上條 優君 答弁席〕 ◎市民環境部長(上條優君) 本年度の第二次総合計画と反しはしないのか、市の考えを問うについてでありますが、八幡地区に設置予定の競輪場場外車券売り場については、設置予定者から既存のパチンコ店を改装する計画であること以外、具体的な施設の外観や看板などについて説明を受けておりませんので、どのような施設になるか不明であります。 もし、事業予定者から市に計画説明があった際には、改装等に伴う関係法令の遵守と第二次総合計画や千曲市景観計画に基づく景観への配慮、市が整備を進めている名勝「姨捨(田毎の月)」重要文化的景観「姨捨の棚田」への影響など、慎重に検討していくことになると思います。 続いて、「場外車券売り場設置による被害を市はどう考えているか」についてでありますが、競輪事業は自転車競技法により公益の増進を目的とする事業の振興と地方財政の健全化を図るため、自転車競走を行うと定められておりまして、収益金を活用してさまざまな事業に助成が行われております。 一方で、場外車券売り場設置に伴う周辺環境への懸念や交通問題などがあるほかに、パチンコ・パチスロなどと同様に、ギャンブル依存症の問題があることも承知しております。 今回の場外車券売り場につきましては、設置事業者から営業時間とか営業の内容等について具体的な内容は聞いておりません。 その影響等について判断はいたしかねますが、仮に具体的な説明等があった場合には、近隣の同様な施設の状況等について調査・研究をしたいと思っております。 ○議長(和田重昭君) 残り21秒です。 前田きみ子議員。          〔8番 前田きみ子君 質問席〕 ◆8番(前田きみ子君) 9月議会でも言いました。今、5時になると真っ暗になります。7時ごろ高校生も中学生もあの周りを通っています。ぜひぜひ子供たちの安全のために、また御配慮いただきたいと思います。 以上で私の質問は終わります。 ○議長(和田重昭君) 以上で本日の日程は終了いたしました。 これをもちまして本日の会議を散会といたします。御苦労さまでした。                             午後3時31分 散会---------------------------------------...